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~出入国・税関エリアの緩さはこれでよいのでしょうか?~

3月25日「離婚問題で話題を集めている藤原紀香さんがアフリカから帰国」しました。一般の旅行者に対する見送りさえ許されない、「エリア」に、芸能報道陣が、降機してくる紀香さんに「質問」を浴びせていました。

エスカレーターに乗ってイミグレーション審査上へ向かう中で「大して意味のあるコメント」など期待ができないことは、当の報道陣・レポーターも、テレビの視聴者も、実はわかっているのではないでしょうか。

国家へのVIP訪問客、外交上の儀礼(ドアサイドでお待ちする)などは、ある程度は、理解できるのですが、「興味を呼びそうな芸能・スポーツ」に大しては、何の規制もなく「プライバシー」に土足で踏み込むような行為は見ていて、あまり愉快ではありません。

「CIQ終了後に記者会見」と言うルールをつくるべきではないでしょうか。不思議です。

法務省・財務省はなぜこうした行為を特別に許可しているのでしょうか。

「コメント」を得たいのであれば、イミグレーション・税関を通ってから、混乱のない様に適宜な場所を確保して、行うべきではないでしょうか。外国とも同じエリアでなければ、ならない「社会的な役割」などなにもないと思うのですが・・・・。

私の調査した範囲では、メディアの腕章は、各社に渡している、各社の下請け・関係者でもこれを容易に使用できる状態の様です。

これは、「テロ対策」から行っても「甘い・緩い」規制過ぎるのではないでしょうか。

世界中で、「プライバシー無視」「旅行者の迷惑」に何も配慮しない、こんなみっともない光景を見るのは、私の体験では、「日本」だけのような気が致します。

MD-11機材の事故、FEDEXの事故 を振り返りますと

航空機事故の原因は、必ず複合的な要因が重なり合ったときに、起きています。

☆1995年以来のこれまでのMD-11の事故は、こちらで参照ください。

☆また、「Fedex社」の過去の事故記録のうち、1997年のニューアーク空港での記録・分析は、「JST失敗知識データベース」を拝読しますと、興味深いものがあります。

当時の「CNNニュースは、以下の内容です。

‘Black boxes’ recovered from Federal Express crash

Records show plane involved in earlier incidents
July 31, 1997
Web posted at: 10:43 p.m. EDT (0243 GMT)
NEWARK, New Jersey (CNN) — A Federal Express plane that crashed and burned Thursday at Newark International
Airport made two emergency landings and was damaged in another hard landing during the last four years, flight records show. The "black boxes" from Federal Express Flight 14, enroute from Anchorage, Alaska, to Newark with five people and 167,000 pounds of cargo on board, have been recovered. They were being studied Thursday night by experts inWashington, according to National Transportation Safety Board member John Goglia.The MD-11 skidded about 3,000 feet down a runway, rolled and burst into flames early Thursday. The five people onboard — four FedEx employees and an employee from another airline — crawled out through a cockpit window justseconds after the plane came to rest just 200 yards short of a passenger terminal.
No one was seriously injured, which FedX spokesman Jess Bunn called "pretty much a miracle." It was the first
crash in the package delivery company’s 25-year history.

さて、運輸安全委員会の調査状況は、どうでしょうか。

報道では、・・・・。

着陸失敗のMD11型機、海外でも横転事故…難しい操縦性

投光器をあて、作業が続くフェデックス航空80便の墜落事故現場(3月23日午後6時36分、成田空港で) 強風下での着陸時に何が起きたのか――。

 成田空港で23日、死者2人を出した米フェデラルエクスプレス(フェデックス)貨物機の炎上事故は、空港周辺に発生していたウインド・シア(気流の乱れ)が事故につながったとの指摘がある一方で、専門家の多くは「事故を起こしたMD11型機は、操縦が難しい機体」と口をそろえる。同型機は、過去に海外で今回の事故と同様、着陸に失敗して横転する事故を起こしており、運輸安全委員会は同型機の操縦特性にも注目して、調査を進める方針。

 事故が起きた23日朝は、成田航空地方気象台が空港周辺でウインド・シアが発生していると注意を呼びかけており、A滑走路(4000メートル)には最大瞬間風速18メートルの強風が吹いていた。 悪条件下で着陸を試みたフェデックス機は、滑走路に接地後、2度バウンドして横転し、滑走路を外れて裏返しになって炎上。ともに米国人の機長(54)と副操縦士(49)が死亡した。

 同じMD11型機を巡っては、米ニュージャージー州のニューアーク国際空港で1997年7月、フェデックス社の貨物機が着陸に失敗して横転、炎上する事故が起きていた。この事故によるけが人はなかったが、99年には香港国際空港で、中華航空の同型機が着陸に失敗し、3人が死亡する事故が起きている。同型機の操縦経験がある国内航空会社の現役機長は「“玉乗りと呼ばれるほど、ほかの航空機と比べて安定性が悪い航空機。着陸時の軌道修正も困難だった」と語る。

 この機長によると、同型機の着陸時には、他の航空機よりも速度を出す必要があり、「スピードが出ている分、着陸時の細かい操縦は難しかった」と指摘。航空アナリストの杉浦一機さんも、「性能はいいが、ちょっとした操作で姿勢が大きく変わる。他の機種に比べ、操縦がきき過ぎる傾向がある」と話す。

 23日の事故では、フェデックス機に対し強い向かい風が吹いていたが、風速や風向が急激に変化するウインド・シアによって機体の揚力が変化し、操縦が困難になった可能性が指摘されている。これに加え、同型機の操縦特性が事故に結びついた可能性もある。

 国交省によると、23日は事故機の着陸前の午前6時2分から同46分の間に9便がA滑走路に着陸していたが、いずれも無事着陸し、トラブルはなかった。9機はいずれもMD11型機ではなかった。運輸安全委員会と千葉県警は23日、全焼した機体や現場のA滑走路などを現場検証した。A滑走路の航空灯9灯が破損するなど滑走路上には、機体が激しく接触した跡とみられる無数の傷が残っていた。 千葉県警は特別捜査班を設置し、業務上過失致死容疑でフェデックス社関係者から事情を聞く方針。

「Fedex」着陸失敗炎上!は、「航空への警告」と受け止める・・・。

この事故を分析するにあたりまして、現役の機長達からも「映像」を見た上での感想を数多く戴きました。

亡くなられた機長・副操縦士には、深い哀悼の意を捧げます。

事故原因の究明については、運輸安全委員会の調査を待つものですが、早急にかつ徹底的なものを期待致します。

~いくつかの問題点があります~

●「風」

報道では、風速20メーターと言う条件下が、相当難しい「操縦」を強いられる、あるいは、着陸失敗の大きな要因になるようなニュアンスが目立ちますが、この程度の状況では、安全に離着陸できるという範囲内という意見もあります。

●ウインドシア

早朝に成田着陸した「JAL機」より、ウインドシアあり注意、という情報も伝えていた。Fedex機は、予測していた。

また、この時間帯は、アジアからの早朝到着フライトが目白押しだが、同様な事態が報告されてはいないようです。

●「ポーポイズ」という現象

着陸後何度も、バウンドを繰り返すとコントロールがつかなくなる現象をいいますが、原因ではありません。

航空用語辞典などでは、「着陸のための降下率が大きく、接地直後の操舵が適当でない場合、イルカが海面上を跳ねるような、接地と縦揺れを繰り返すことがある。このような状態をポーポイズという。」と説明されています。前提として「不適当な着地」がこういう現象を呼ぶということです。

●MD-11という機材

DC-10の後継機材としてデビューしました。日本では、JALが購入、操縦上のトラブルも散見され、予定より早く退役した歴史があります。また、10年前には香港で同様な事故も。両翼に双発、後部と3発のエンジン搭載が特徴ですが、低速の安定性にやや不安があるという定評もあります。

●規制緩和の影響は?

貨物・PARCEL(小包・宅配便)のエアラインとしては、DHLなどと熾烈な競争を展開しています。運航乗員の養成・訓練、機材のメンテナンスなども「究極のコストカット」が行われていると推察できます。また、「スケジュール運航」という徹底が操縦室まで及んでいると、「ゴーアラウンド・・・・着陸時に無理を感じた場合、たとえ着地寸前でも再度上昇して、ひとまわりして、もう一度アプローチすること」にも、抑制効果が生まれ、「安全」に無理を生じやすくなります。

などなどです。

こうした疑問に応えた、委員会の調査、報告を期待するものです。

●Fedex社の事故後の対応

ボンバルディア社やシンドラー社の日本社会への対応の変化と似ている点が気になります。

謝罪の言葉なく=フェデックス社が会見-貨物機炎上
                          3月23日13時6分配信 時事通信

 米貨物航空会社フェデックスは23日正午ごろ、氏家正道北太平洋地区担当副社長が成田空港内で会見を開いたが、「状況の詳細をまだ

把握できていない」と繰り返し、約10分で打ち切られた。謝罪の言葉を求められても、「現時点では調査中で申し上げられない。情報が

入り次第、会見を開いてお知らせする」と話した。 

本日のフジテレビ「めざましTV」06時20分ごろ07時10分ごろにコメント放映、また、08時からの「とくダネ」でもコメントを致しております。

風速の変化で急降下か=バウンドでバランス崩す?-フェデックス貨物機炎上


 フェデラル・エクスプレスの貨物機が着陸に失敗、炎上し、乗員2人が死亡した事故で、運輸安全委員会は23日午後、本格的な調査を始めた。風向や風速が急激に変わる「ウインドシア」が、空港への最終進入経路で発生したとの他機の報告があり、委員会は風速の変化で機体の降下角が突然大きくなり、ハードランディングでバウンドしたことが事故のきっかけになった可能性があるとみて調べている。
 米国の国家運輸安全委員会(NTSB)も、運航会社所属国の立場から事故を調査する方針で、調査官らを近く日本に派遣する。

(2009/03/23-20:29)

「FEDEX」着陸失敗成田で」炎上中!強風下

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速報です。

今朝3月23日、7時ごろ風速21メーターと言う状況で、

着陸に失敗した貨物パーセル便の「FEDEX航空機」が炎上しています。

中国「広州/成田」便です。

航空機は、一端、Aランウェイーに着地しましたが、横風が強かったためか、安定せず、バウンドして、左に大きく傾き、左翼が地面に接触し、火を噴き、炎上したと言う概況です。

着地に適した「速度」であったのか、ということも今後の調査のポイントになるように思えます。

貨物便ですので、「機長と副操縦士」が乗務していた模様です。(旅客は乗っていません)

なお、安否は不明。

付記)同日、13時ごろ発信の報道です。

物機が着陸失敗、炎上=米国人乗員2人死亡-強風にあおられバウンド・成田空港


 23日午前6時50分ごろ、成田空港で米貨物航空会社フェデラル・エクスプレスが運航する中国・広州発80便MD11型機が着陸に失敗、炎上し、乗員2人が死亡した。消防車48台が出動したが、機体は2時間以上燃え続け、同9時4分に鎮火した。成田空港会社によると、同機は強風であおられ、滑走路からそれてあおむけになったという。
 千葉県警によると、死亡したのはケビン・カイル・モスリー機長(54)とアンソニー・ステファン・ピノ副操縦士(49)で、国土
交通省によると2人は米国籍。消防が救出した際、シートベルトを着けたまま着席し、宙づりの状態だった。
 同省によると、国内の航空機事故で死者が出たのは1996年6月に福岡空港で起きたガルーダ・インドネシア航空の事故以来。成田
空港で死者が出たのは初めて。
 フェデックス機の事故は国内では初めてだが、海外では同型機で2回、着陸事故が発生した。県警は同日、状況を詳しく調べるため現
場検証。運輸安全委員会が調査官6人を現地に派遣した。空港会社などによると、同機は長さ4000メートルあるA滑走路の中央付近で数回バウンドした後、左側に傾きながら炎上。滑走路を左にそれて逆さになった状態で止まった。事故の影響で成田空港のA滑走路が閉鎖された。B滑走路は正常に運用されているが、ジャンボ機は使用できず、便発着に大きく影響した。(2009/03/23-13:43)

2005年の「航空の未来」を振り返って!!

2005年10月、日本の空と「航空の現状と未来」をテーマにして、「ALLAbout」サイトの航空・旅行関連の編集長である秋本俊二さんと対談を致しました。(クリックでご覧いただけます)

振り返ってみますと、3年半の歳月が流れましたが、1970年にアメリカに始まった「航空の規制緩和」で、「運賃の格安競争激化」とその引き換えに「見えにくい安全性の劣化が進む」構造の底流は、変わっていません。

アメリカの「リーマン・自動車ビッグ3・シティバンク・AIG保険」と金融市場主義の崩壊もその根っこは、「規制緩和」にあることが姿を現してきました。

アメリカでは、38年前に航空規制緩和されてのち、事故も多発し、一定の歯止めがかかって「安全監視」のネットが張られました。事故に対しては、その原因を追究するために、政府から独立した権限を持つ「NTSB」、「FAA」などがそのひとつです。

しかし、世界的に見ると、ここのところ事故が続いており、航空安全上「不穏」な感触を感じている昨今です。USAirwaysの「ハドソン川の奇跡」も、ちょっと間違えば「ブルックリン市街」直撃の大事故に発展した可能性がありました。

成田に着陸前に乱気流事故にあった「ノースウェスト機」の対応は、事故後の対応も疑問点ばかり残ることで、気になります。

航空需要も、アメリカ発の金融危機のあおりを受けて、下がったままで、出口が見えません。日本では、困ったときの合併論ということで「JAL・ANA」統合などが、国交省筋からなどと乱れ飛んだりもしております。

このような時こそ、肝心なのは、「商品の品質」ではないでしょうか。会社が大きくなれば、問題は解決できるとすれば、合併を繰り返してきた「大銀行」が慌てふためいたりはしていないはずですね。

エアラインの商品とは、やはり「安全性」ではないでしょうか。高価な運賃の支払いに値する、謳い文句だけではない「安全」です。

何を持って「利用者に選んでもらうのか」を取り違えないようにすることが出来れば、エアラインも安定的に経営できるといえます。もちろん「サービス」は、安全に手を抜くような姿勢でなければ、当然向上します。モチベーションもあがり、顧客からの満足度も高くなります。

~[奇跡の操縦士、サレンバーガー機長]が米下院議会で証言に~

—–(朝日新聞)—–
【ニューヨーク=真鍋弘樹】米国ニューヨークのハドソン川にUSエアウェイズ機を
不時着させた「奇跡の操縦士」サレンバーガー機長が24日、連邦下院議会の航空小
委員会で証言し、
航空会社のリストラが安全性を犠牲にしていると警告した。
 機長は、自らの給与がここ数年で4割も減ったことを明らかにし、「操縦士の技術
を重視しなければ、必然的に空の安全に否定的な結果をもたらす」と指摘。

同時多発テロ以降の経営難に経済危機が追い打ちをかけ、経験豊富なベテラン操縦士が次々と現場を去っていると証言した。

 機長は「空の安全にとって最も重要なものは、よく訓練された操縦士だ」と語り、
人材育成の重要性を強調する一方、「子供を同じ職業に就かせたいと思っている操縦士は一人も知らない」と悲観的な見方を示した。