「JAL擁護」の歴史を持つ自民党が、「JAL再上場」に反対決議?

JAL破綻時は、単年度でとれば3年間連続黒字でした。それでも「破綻の道」を歩んだのは、一兆三千億円もの累積赤字(負債)でした。その源は、「自民党の航空政策と官(国交省)との癒着、歴代放漫経営者との癒着、そして経営者と一部運輸族と「連合傘下(元同盟傘下)の特定労働組合」との癒着、にありました。

「破綻」の責任を取らされたのは、「上場廃止となり株券が紙切れになった株主」と16,000名ものリストラと賃下げを受けた従業員、不採算路線と言って廃止された路線を生活路線として使ってきた利用者、運賃は変わらない中で、見せ掛けは別として、低コスト化で実質クウォリティーを下げられている利用者達です。

「放漫経営」の内実は、10年固定で184円でドル先物買いをした為替取引の失敗と燃油先物買いの失敗だけで「4,000億円以上」と言われています。しかし、歴代経営者の誰一人として責任の所在を明確にされないまま、何の追及も指弾も受けず今日に至っています。

それどころか、当時の幹部クラスは、原発ムラ同様に子会社・孫会社・ひ孫会社の役員などに天下りして、腐敗の根を温存していると聞きます。

また、現民主党政権下では、「航空自由化」という看板のもとに、怒涛のような「安全の規制緩和」が行われています。

そういう指摘をする資格があるかないかは別として、公的資金投入をはじめとして国家の庇護あって存立してきた「JAL」が「ANA」と公正な競争をしているか、という点では、自民党PTの言う通りだと思えます。

京セラ稲盛会長のアメーバ経営とやらのごまかしと民主党、航空の利権を欲しいままにしてきた自民党の復権への思い、の争い!

利用者は、「じっと」見極める必要があると思います。

日航再上場:自民反対決議!「競争上、不公平」

 毎日新聞 2012年07月13日 20時31分(最終更新 07月13日 20時42分)

自民党国土交通部会の航空問題プロジェクトチームは13日、経営再建中の日本航空が9月に予定している東京証券取引所の再上場に反対する決議を採択した。日航が巨額の法人税の免除を受けながら、新たな国際線を開設するなど事業拡大しているのは、他の航空会社との競争上、公平でないと指摘。「政府が不公平を是正する措置を講じない限り、再上場は見合わせるべきだ」とした。 また、政府に対し、再上場の条件として▽公平性を確保するガイドラインの策定▽地方路線を維持する支援▽日航の法人税免除などの情報開示−−を求めた。 日航の法人税免除については、今後7年間で総額4000億円を超える見込みもあり、ライバルの全日本空輸が「公平な競争環境で戦っているとはいえない」と反発している。 一方、羽田雄一郎国交相は同日の記者会見で、「日航の再上場は企業再生支援機構と日航が適切に判断している」と述べ、再上場の進め方に問題はないとの認識を示した。【宇田川恵】

 

「晴天乱気流か?」「危険」は、常に身近にあり・・・。

またも起きた「タービュランス事故」羽田に着陸していながら、航空局への報告は、5日も経っていたといいます。日本の空は、どのように把握し、管理されるのでしょうか?原因については、運輸安全委員会の調査待ちにならざるを得ませんが、現在の報道からの推察では、「CATクリアエアタービュランス」に遭遇したことが推察できます。

LCC賑やかな中、羽田・成田への着陸便数はうなぎのぼりとなっており、中には、このように気象状況の洗礼を受ける航空便も増えてゆくこと、日本上空でこういう危険にさらされることは予見できます。

「ベルト着用のサインが点灯していなくても、軽くベルトを着用していることが「乗客の唯一のセルフプロテクション」であることを心に留めて起きたいものです。過去の事故例・・・弊ブログより

 

大韓航空機、揺れで乗客1人重傷…5日後に報告

2012年07月10日20時58分読売新聞

提供:   群馬県付近の上空で5日夜、韓国・金浦発羽田行きの大韓航空2711便(ボーイング747―400型機、乗員乗客194人)の機体が揺れ、乗客の男性1人が腰の骨を折る重傷を負っていたことが分かった。 同社は5日後の10日、国土交通省に報告し、同省は航空事故と認定した。同省は同社の報告が事故5日後になった経緯を聞く一方、運輸安全委員会は事故原因の調査を始めた。

同省航空局によると、同機は5日午後8時半頃、高度約1万1300メートルを飛行中、突然機体が揺れた。同機は約30分後に羽田空港に着陸し、大きな混乱はなかったが、男性が6日に病院を受診したところ、全治約3か月の骨折が判明したという。 同社は同局に対し、「急な気流の乱れに巻き込まれた」と説明。当時はシートベルトの着用サインは出ていなかったという。同省によると、同機の周囲に目立った雲はなかった。

華やかに「ジェットスタージャパン」就航。激烈化する航空のシェア争い!

アジアの攻勢のなかで「格安運賃・新機材導入・合理的なコストカット」などでJAL系(ジェットスタージャパン)ANA系(3月にピーチ9月にはエアアジアジャパン)のLCCも次々に就航しています。また、「羽田か成田か」という風潮も「羽田も成田も」という首都圏空港群のポテンシャルを高める方向に変化してきました。利用者にとっては、運賃・路線などの利便性が向上してきたこと、選択する巾が増えてきたことなどは、喜ばしい限りです。



しかし、航空自由化の先輩である「アメリカ」や「ヨーロッパ」では、「格安競争」の結果、パンナム・TWAのような大手エアラインが軒並み倒産、事故の頻発などを体験しました。

航空に限ったことではありませんが、アジアに位置してアジア・オセアニア・中東からの攻勢を受けつつ、アメリカとは以遠権不平等のまま自由化、EU諸国からは、自由化を迫られた日本の航空企業は、日本の地勢を生かした独自の戦略が必要とされています。国際線の赤字を国内幹線の利益でカバーしてきたJAL・ANAにとっては、「同じ路線を格安で飛ばせる」ということになり、苦しい戦いを強いられているのが実状です。

B-787などの新機材増強の費用は、一機150億円単位ですから、2000~4000億円の資金調達が必要です。放漫経営の果てに破綻した責任を誰も取らずにうやむやにして公的資金3500億円を受けているうえ、銀行の債権放棄5200億円を得ているJALは、今年度「1890億円の利益を上げています。また、累積赤字のおかげで今年度350億円の法人税も免除されている中で、9月再上場して資金調達するという話もでてきています。(下は「週刊アエラ」)

資金調達のために「2000億円の増資」を決定したANAからすれば、「不公正な競争」という声も出ています。

7月3日の「NHKニュースウオッチ9」では、ジェットスターの就航と日系LCCについて、また「成田と羽田空港の現状」などを伝え「利便性は歓迎だけれども安全も大事です」という趣旨で、「安全については、ひとこと」でくくられていました。

この点については、毎日新聞6月28日付夕刊の特集ワイド「どうすれば安全安心」「空の旅本当に大丈夫?」に「安全規制緩和は安全軽視の姿勢」とコメント致しました。

日航系のLCC「ジェットスター・ジャパン」就航 成田から第1便出発

産経新聞 7月3日(火)8時42分配信

日本航空などが出資する格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンが3日午前、拠点の成田空港から新千歳(札幌)へ出発した。全日本空輸系のLCC、ピーチ・アビエーションが今年3月から関西空港を拠点に運航しており、東西のLCC就航で空の価格競争が本格的に始まる。  この日早朝、成田空港第2旅客ターミナルで開かれた就航式典で、ジェットスターの鈴木みゆき社長は「幅広い方に空の旅の門戸が開かれる」と述べ、期待感を示した。    ジェットスターは3日の成田-新千歳、成田-福岡を皮切りに、8月24日には関西-新千歳、関西-福岡でそれぞれ運航を開始するなど、成田、関西空港を拠点に計6路線を展開する。    一方、もう一つの全日空系のLCC、エアアジア・ジャパンは8月から成田空港を拠点として就航する予定だ。

全日空が2000億円規模の公募増資、成長描くも市場は慎重な見方

ロイター 7月3日(火)13時7分配信

全日本空輸<9202.T>は3日、最大2110億円の公募増資を実施すると発表した。ボーイング787型機をはじめとした最新鋭機の購入に充て、需要が拡大している国際線に投入するほか、アジアでの成長に向け、買収を含めた機動的な投資ができるよう財務基盤を強化する。   ただ、大規模な希薄化を伴うため、市場は同社の戦略を慎重に見極めようとしている。   <アジアでの買収資金にも>   全日空は国際線を中心とした成長戦略を掲げており、燃費効率にすぐれた機材を投入して2013年度には輸送能力を2割以上増やす計画を立てている。ボーイング787型機49機を含む航空機への投資は5月31日現在で8305億円を予定しているが、これまでに投資したのは2530億円。さらに5775億円が必要で、今回の増資で調達する資金を充てる。   また、全日空は財務基盤を強化し、アジアでの事業展開を加速する。同社幹部はこの日、ロイターに対し「増資で時間を買い、成長戦略をより早く進める」と増資の理由を説明。アジアでの基盤強化につながる買収資金に充当する可能性もあると指摘した。   さらに今回の増資には、格安航空会社(LCC)の増加や、日本航空の再上場で、競争が激化することに備える意味もあるという。この時期に増資を決めたのは、日航の再上場や日本たばこ産業<2914.T>株の売り出しを今秋に控え、株式市場の需給が悪化する前に実施したかったためと、同氏は話す。   「全日空と日航の2社の財務の強さを比べると差は大きい。全日空が弱いとは思わないが、日航との差が投資家心理に影響を及ぼす可能性はある」と、マッコーリーキャピタル証券のアナリスト、ニコラス・カニングハム氏は指摘する。「それほど時間を置かずに日航も全日空と同じ投資家層にアプローチするとみられる。機関投資家は航空業界に対して慎重なだけに、両社とも個人投資家に注目していくだろう」と、同氏は言う。   <エクイティストーリーに懸念>   この日に全日空が発表した公募増資の内容は、新株発行と追加売り出しで最大2110億円を調達するというもの。最大で10億株、増資後の株式発行数は約4割増加する。正式発表は株式市場の引け後だったが、日中の増資報道を受け、株価は後場にかけ大幅に下落した。年初来安値を割り込み、2003年5月1日以来の200円割れで引けた。   全日空が増資をするのは2009年7月以来、3年ぶり。市場からは、過去の増資が成長につながっていないとの指摘が出ていた。「LCCの参入などビジネス環境も厳しく、明るいエクイティストーリーは描きにくい。時価総額5000億円程度に対し、増資規模は2000億円程度と大きく、大規模な希薄化も懸念される」(準大手証券)。   新株発行の内訳は国内が6億1400万株、海外が最大3億株。発行価格は7月18─20日に決める。払い込み期日は7月25─27日。主幹事は野村証券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券。

機体ボディーにしわが寄る??いまだかつて、見たことがない!

ANA北京―成田便、着陸時に機体損傷 成田空港

2012年6月20日21時22分

2012年6月20日21時22分 機体の上下にしわが寄ったように損傷した全日空機=20日午後5時45分、成田空港、斎藤茂洋撮影  20日午後1時23分ごろ、北京発成田行きの全日空956便(ボーイング767―300型、乗員・乗客193人)が成田空港での着陸時、滑走路に激しい勢いで接地し、衝撃で機体前方の上部の表面が幅1メートル前後にわたってゆがんだ。けが人はなかった。

国土交通省は航空事故と認定。運輸安全委員会は同日、調査官3人を派遣。原因調査を始めた。全日空や国交省の説明によると、同機は通常通り両翼にある主脚から着地後、機体前部にある前脚で接地したとみられる。しかし、前脚が通常より強い勢いで着地したため、衝撃が機体前方の上部に伝わり、一部にゆがみが出た可能性が高いという。

客を降ろした後、機長から「強い着地になった」と聞いた整備担当者が確認すると、ゆがんでいた。国交省によると、機長は全日空に「着陸時に気流の変化があった」と話したという。

成田航空地方気象台によると、事故当時は同機にとっては横風に当たる風速約8メートルの南西の風が吹いていた。

「機体ボディーに「皺ががよる」?聞いたことなし見たことなし??

運輸安全委員会は、「航空機事故」として調査を開始していると聞きます。原因については、調査の結果を待つ以外ありませんが、私の個人的な率直な感想としては、

  • これまでながらく航空界のトラブルを見てきましたが、このケースは、「見たことも聞いたこともない」
  • ハードランディングと言っても映像から見ると大きな過剰性は見られない。メインギヤから入ってノーズギヤで受けて衝撃を吸収する。安全運航の基本を全うしていたように見えます。
  • ランディング時に台風の影響で強いウインドシアを受けたということが報道を通じて伝えられていますが、春一番であったり、毎年、台風下に、状況を見ながら運航もされており、特筆されるような「乱気流」であったとも思えない。(ただし当局の発表によれば、羽田・成田にアプローチする際に強い気流あるいは乱気流あるいは、ウィンドシアを受けたというリポートが30件ほどあげられているとのこと-NHKニュースより。もしそうであれば、予測できずに成田・羽田にランディングさせた運航側のミス、ということにもなりかねない。気流の乱れによって「機体が変形・破壊された」という事実は少なくとも国内ではなかったのではないか。天候・気象上の問題として、2009年3月このFEDEX機の着陸失敗爆発炎上事故では、「ウインドシア」説が濃厚であったということが想起されるが・・・ランディング時のバランスは、ANA機の場合、無事着陸ということでクリアーしている.
  • 参照:「Fedex」着陸失敗炎上!は、「航空への警告」と受け止める・・・。
  • 参照:MD-11機材の事故、FEDEXの事故 を振り返りますと
  • B‐767は、ジュラルミンでつくられている「ボディーと主翼」。この機材全般に、なんらかの強度不足の側面があるのか?類似の事故例は、これまでなかったのか?経年劣化・金属疲労があった可能性は?
  • 基本的に航空事故トラブルは、国交省航空局では、「イレギュラリティー」「重大インシデント」「事故」というカテゴリーに分けられます。人身事故がないという報告の中で、運輸安全委員会が「事故」として扱い、「原因究明」に乗り出していることから見て、「ことの重大さ、深刻さ」が垣間見える。

ということがあげられます。

B-767の機体を総点検どころか、777.778には、こういう危険性はないのか?という検証も注目されるところです。

 

ANA北京―成田便、着陸時に機体損傷 成田空港

2012年6月20日21時22分

後5時45分、成田空港、斎藤茂洋撮影  20日午後1時23分ごろ、北京発成田行きの全日空956便(ボーイング767―300型、乗員・乗客193人)が成田空港での着陸時、滑走路に激しい勢いで接地し、衝撃で機体前方の上部の表面が幅1メートル前後にわたってゆがんだ。けが人はなかった。 国土交通省は航空事故と認定。運輸安全委員会は同日、調査官3人を派遣。原因調査を始めた。 全日空や国交省の説明によると、同機は通常通り両翼にある主脚から着地後、機体前部にある前脚で接地したとみられる。しかし、前脚が通常より強い勢いで着地したため、衝撃が機体前方の上部に伝わり、一部にゆがみが出た可能性が高いという。 客を降ろした後、機長から「強い着地になった」と聞いた整備担当者が確認すると、ゆがんでいた。国交省によると、機長は全日空に「着陸時に気流の変化があった」と話したという。成田航空地方気象台によると、事故当時は同機にとっては横風に当たる風速約8メートルの南西の風が吹いていた。