見えないところで進む「安全軽視」スカイマークの場合!

いざという時に、旅客の命を預かるCAが任務を全うできそうもないと判断して、機長が交代を求めたら、社長が出てきて「機長」を解雇したという呆れたお話です。

旅客の見えないところで、こういうことは行われています。

「命令」は、当然ですが、それ以上責任を詮索しない「日本の航空の取り締まり」をより厳しいものとしていただきたい!と思います。

2010年 3月にもこういうことが・・・。

CA交代巡る機長の解雇は無効 スカイマークに賠償命令

2012.11.15 朝日新聞
体調不良の客室乗務員(CA)の交代を認めない経営陣の命令を拒んだために 解雇されたのは不当だとして、スカイマーク機の元機長のオーストラリア人が損 害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は14日、約1900万円の支払いを同社に命 じる判決を言い渡した。

白石哲裁判長は「機長の判断は最大限尊重されるべきで、解雇は違法で無効だ」と判断した。

判決によると、元機長は2010年2月5日の羽田―福岡便の出発前、CAの 1人が風邪で大きな声を出せないことを知り、交代を指示。同社会長らから「交 代要員はいない」とそのまま出発するよう命じられたが、拒否したところ自宅待 機とされ、同月13日に解雇された。

CAを交代させずに運航を命じた会長らの判断について、国土交通省は翌3月 、同社に厳重注意した。

同社は「控訴を含め、今後の対応について検討したい」とコメントした。

「空港着陸料」は、国策で下げているべきだった!

 

基幹空港の着陸料が高いことは、日本の航空会社がアジアや欧米と競争してゆく上で大きな足かせとなっています。

もともと「空港整備特別会計」という税金に流れて、狭い日本列島に98~100もの空港を作り上げてしまった一方で、基幹空港の着陸料を圧倒的に値下げできない環境になっています。

折しも「衆議院解散」が伝えられる中、空港整備を含むしっかりとした「航空政策」を掲げた政党の活躍を期待したくなります。

参考書籍:森功「血税空港」ISBN 978-4-344-98127-0

 

成田空港、国際線の着陸料7年半ぶり下げ

【産経新聞 2012/11/14 東京朝刊 】
成田国際空港会社(千葉県成田市)は13日、来年4月から国際線の着陸料
について、旅客機の重量1トン当たり100円(平均5.5%)の値下げを行う
と発表した。国際線着陸料の値下げは平成17年10月以来、7年半ぶり。同時
に、国際線の手荷物取り扱い施設の手数料も旅客機の座席数に応じ、現状から最
大20%引き下げる方針だ。

成田着陸料、平均5.5%値下げ アジアでの競争激化

2012.11.13 朝日

成田国際空港会社は13日、航空会社が空港に払う国際線の着陸料を来年4月1日から平均5.5%値下げする、と発表した。アジアの空港との路線誘致競争が激しいため、航空会社の負担を減らして国際線を増やす狙いがある。

国際線の着陸料引き下げは2005年以来。ただ韓国の仁川やシンガポールのチャンギと比べれば、まだ2倍以上の水準だ。

飛行機の騒音の大きさに応じて4.8~6.1%引き下げる。最大の値下げ幅となるボーイングB777―200型機の場合、着陸1回につき、現行の45万5400円を2万7600円安くする。

格安航空会社(LCC)各社から強い要望があった手荷物取り扱い施設の使用料も5~20%値下げする。新規就航や増便分を割り引く制度の導入も検討している。

「HND・NRT」空港へのアクセスを見直さねば、「ハブ機能」は・・・!

石原元東京都知事の新党立ち上げにメディアは、右往左往という昨日今日です。

尖閣問題の発端といい、大赤字新東京銀行問題といい、五輪招致運動費用の問題といい、なにかと物議を残した同氏ですが、空港問題については、「横田基地を軍民共用でも良いから返還使用させよ!」という点では、意を同じくするものです。

NYC・PARIS・LONDONなど世界の首都では、少なくとも3つ以上の空港を近距離で運用して「ハブ機能」を担っています。

自民党・民主党にかかわらず歴代政権は、アジアで日本が空中戦を戦うための「首都圏基幹空港整備」を遅らせてきたとしか言い様がありません。

この点で、ジャーナリスト磯山友幸氏(以下紹介)の指摘は、鋭い点を感じました。

申し添えれば、羽田・成田、特に成田へのアクセスは東北新幹線と同時期に計画していた新幹線を再度練り直すなど、抜本的な改善が必要です。

至近にある「茨城」なども現状では、アクセスが仇となり俎上に上がらないのが現状です。

沖縄同様「横田基地」の変換、あるいは「使用可能化」は、三つ目の空港候補としては、最短です。

~2010年の年末12月9日にお話しました~

 そして、2012年年末です・・経済ジャーナリスト 磯山友幸 氏のご意見紹介

成田、羽田の一体化でアジアのハブに返り咲く

2012年11月08日 WEDGE2012年11月号より              磯山友幸 (経済ジャーナリスト)

日本企業でもアジアの駐在員が集まるときは韓国・仁川空港を利用するのが便利だという。  国際線が多く乗り入れ、だから利用者も増えるというのが国際ハブ空港だ。  アジアの三大ハブは、香港、シンガポール、バンコクで、成田(東京)は脱落した。  もう一度、国際ハブ空港になるためには、成田、羽田の首都圏空港を一体化するしかない。    日本経済を復活させるには、世界からヒト・モノ・カネをいかに呼び込むかがカギとなる。その入り口とも言える象徴的な存在が「空港」である。国際線旅客利用者数の空港別ランキングで見ると、2006年には、香港国際空港が世界5位で4327万人、次いで6位が日本の成田空港で3386万人、7位がシンガポール・チャンギ国際空港の3336万人だった。つまり、香港、東京(成田)、シンガポールがアジアの三大ハブ空港だったわけである。つい6年前のことだ。    当時すでに、アジアでの「ハブ争い」は熾烈さを増していた。1998年に香港が大規模な国際空港を完成させ、01年には韓国の仁川国際空港が開業。タイも06年、バンコクに新しいスワンナプーム国際空港を開いた。チャンギ空港も06年に格安航空会社専用ターミナルを開業、08年には「ターミナル3」もオープンさせた。空港の大規模化は、自国の旅客需要を賄うためではない。アジアへやってくる世界中の人々の玄関口になることを狙ったのだ。    遅まきながら日本も、07年に当時の安倍晋三内閣が「オープンスカイ」「アジア・ゲートウェイ」といった構想を掲げた。柱は羽田空港の国際化。国土交通省などの抵抗を押し切って、「国際線は成田、羽田は国内線」という不文律を打ち破った。10年秋に国際線ターミナルが完成。11年度には724万人が国際線を利用した。だが、他のアジア諸国の大規模な投資戦略に比べれば月とすっぽん。小手先の対応と言えた。    11年の国際線旅客数の空港別ランキングでは、香港が5274万人で世界3位に躍進、シンガポールが4542万人で7位を死守したものの、成田は2633万人で13位へと後退した。その代わりにタイのスワンナプームが8位、韓国の仁川が9位となった。成田はアジアの三大ハブから陥落してしまったわけだ。    成田空港では格安航空会社専用ターミナルの建設などが進んでいるが、夜間発着ができないうえ、空港の大規模な拡張の余地はない。羽田では国際線ターミナルの拡張などが行われているが、沖合へのさらなる再拡張など本格的な大規模化には時間がかかる。運用の見直しだけで発着回数を増やしていくのには限界があり、このままでは簡単にアジアのハブを奪還できない。

そんな手詰まりの中で、参考になるのが、英・ロンドンの空港戦略だろう。ロンドンには空港が5つある。メインのヒースロー国際空港のほかに、ガトウィック空港、ロンドン・シティ空港があり、50キロ近く離れた場所にスタンステッド空港、ルートン空港がある。後者2つは格安航空会社が主に利用しており、格安航空会社ライアンエアーがスタンステッドを、イージージェットがルートンを本拠地にしている。    ヒースローの11年の国際線旅客数は6468万人。世界一の座を守り続けるために拡張を続け、今ではターミナルは5つになった。それでも収まらない国際定期便はガトウィックに。北米路線の定期便のほか、チャーター便も多くがこの空港を使う。ガトウィックの旅客数は2992万人で世界11位。何と成田よりも多いのだ。これに金融街シティや新興ビジネス街カナリーワーフに近いロンドン・シティ空港は、欧州大陸などからのビジネス客を主体とする中小型機が発着する。   5つの空港を使うロンドンの戦略    ロンドン周辺の5つの空港を機能分化させ、相乗効果を上げているのだ。5つの空港を「一体」ととらえて戦略を練っているのだ。ロンドンが世界中からヒト・モノ・カネを集めることができているのも、こうした空港戦略の成功が背景にあると見ていいだろう。

では、ロンドン・モデルをどう日本に応用するか。成田と羽田を一体として戦略を練り直すべきだろう。まだまだ国際線は成田、国内線は羽田といった機能分化の考え方がしみこんでいる。    都心の会社から旅立つビジネスマンにとって、羽田の国際線が増えれば圧倒的に利便性は高まる。実際、羽田を深夜に飛び立って、欧州の早朝に着く便や、米西海岸の夕方に着く便、羽田を早朝に発って、ニューヨークに早朝に着く便など、新しい運航パターンが生まれ、海外出張をより効率的にこなすことができるようになった。    一方で、東京の東部や千葉、茨城など首都圏に住む人たちにとって、羽田よりも成田の方が便利な人たちも少なくない。にもかかわらず、成田の国内線は極端に少なく、不便なのだ。    ハブ空港のハブは自転車などの車軸のことを言う。ハブから車輪に向かって伸びるのがスポークだ。ハブ空港が機能するにはスポークが無くてはならない。国際線だけのスポークではなく、国内線のネットワークの中心であることも重要なのだ

今、日本には地方空港がひしめいている。様々な形態の空港をすべて合わせるとその数は100を超える。「オラが町にも空港を」ということで、地方自治体が採算度外視で量産した結果だ。航空会社の収益が厳しくなったこともあり、定期便が飛ばない空港も少なくない。そうした空港に香港や仁川からチャーター便などが就航、結果的に、香港や仁川といったハブに客を吸い取られるスポークの役割を果たす結果になっている。    成田と羽田の一体化を進め、より強力なハブにしていこうという取り組みがないわけではない。成田と羽田の交通網整備構想もその一環だ。    京成電鉄と京浜急行を結ぶ都営地下鉄浅草線の短絡新線を建設し、成田─東京駅─羽田を結ぼうという計画だ。成田─東京が37分、東京─羽田が22分で結ばれるというが、成田から羽田に移動しようと思えば1時間かかる。    いっその事、成田と羽田を結んでしまえと、両空港間をリニアモーターカーで直結させるという壮大な構想もある。東京湾の下をくぐる大深度地下のトンネルで両空港を結び、時速約300キロで走行すれば、所要時間は約15分という。09年に当時の松沢成文知事のもと、具体化に向けた報告書を神奈川県がまとめている。経済波及効果は2兆9000億円というが、試算された建設費は1兆3000億円と巨額だ。    私たちが見慣れた地図はメルカトル図法で描かれている。一見、ニューヨークから東京もシンガポールも距離がそれほど違わないように感じるが、現実の地球はまったく異なる。「正距方位図法」という距離と方位を正しく示す地図で見れば、日本は、北米からアジアへの途上にある。まさに「ゲートウェイ」なのだ。欧州からの距離を見ても、決して不利な位置にはいない。    つまり、東京の空港がアジアのハブになれないのは地理的に不利だからではなく、ハブ化戦略に失敗したからに他ならないのだ。巻き返しに向けて、戦略を練り、一気呵成に挽回しなければならない。

 

「『スターフライヤー』コックピット窓にひび!」で考えること。その2

「やはりそういうことであったのか・・・。」という思いです。

JAL/ANAは、圧倒的にボーイング系航空機を使用しており、日本ではエアバス系ユーザーが少ないことから、こうしたトラブルも系統的に指摘されにくい環境下にあるような気がいたします。

「オープンスカイ政策」「アジアゲートウェー政策」で規制緩和が進み「LCC」がしのぎを削る中で、先発の「スカイマーク」「エアドゥ」「ソラシド・・・スカイアジアネット」と共に歩む「スターフライヤー」社。

北九州をベースとして、アメリカLCCの「ジェットブルー」などを手本として「機内快適仕様」を売り物にしてきただけに、頑張っていただきたいものと思います。

「旅客のパニック コントロール」について

報道によれば、コックピットかCAかは定かではありませんが、「ひびの状態」を機内アナウンスしたとのことです。

「確実にセイフティーランディングできる」という状態の中で、こういうアナウンスは、どうなのか?という疑問も感じました。

 

原因は電熱線ショート スターフライヤー機窓のひび 過去にも同様トラブル

産経新聞 11月12日(月)14時40分配信

北九州発羽田行きスターフライヤー92便エアバスA320(乗客・乗員計145人)が11日夜、操縦室の窓にひびが入ったトラブルで、ひび割れの原因はくもり防止用の電熱線ヒーターのショートだったことが12日、分かった。当初、落雷が原因との見方があったが、着陸後に調べたところ落雷の形跡はなかった。

同社によると、窓ガラスは5層構造で、11日午後10時20分ごろ、関西空港付近の上空を飛行中、副操縦士席側にある窓ガラスの外側から2層目のガラスに縦約30センチ、横約60センチにわたりクモの巣状のひびが入った。

同社所有の同型機では、今年1月と平成22年12月にも操縦室の窓にひびが入るトラブルがあった。同社は同型機7機を所有しており、12日から全機の操縦室窓部分の点検を強化する。

「『スターフライヤー』コックピット窓にひび!」で考えること。

「スターフライヤー機」に雷でコックピットの窓にひびが入ったというインシデントが報道されました。

こういう事態(窓にひびやくもり)は、かつて私が乗務していた頃からそんなに珍しいことではありませんでした。

ただ、その後の報道で、「5層の窓構造のメンテナンスに原因があったかもしれない」という話も聞きます。

航空の安全規制緩和の一つとして、LCCの繁栄のために「航空機の地上滞在時間短縮化→離着陸のたびのメンテ点検不要という変化もあります。

考えどころと思います。

スターフライヤー機が雷と接触 コックピット窓にひび

産経新聞 11月11日(日)23時46分配信  東京消防庁に入った連絡によると、11日午後10時35分ごろ、北九州発羽田行きスターフライヤー92便が飛行中に雷と接触したようだと、羽田空港事務所から通報があった。

スターフライヤーによると、コックピットの窓に雷の影響とみられるひび割れができたが、同便は同日午後10時56分に羽田空港に通常着陸した。乗客・乗員計145人にけがはなかった。同社はコックピットの窓の電熱線に不具合があった可能性もあるとみて、詳しい原因を調べる。    気象庁は11日、西日本と東日本の太平洋側で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る恐れがあるとして、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けていた。