これまでもよくあったこと・・。カートの管理が不十分では・・?

~こんなことは、気をつけていないと当然起きること~

機内のカートは、食事が入っているカートは、100キログラムもあるものです。また、リッカー(アルコール。ソフトドリンクスを搭載しているもの)でも40~50キログラムはあります。カートとは、出発地・海外の寄港地で、まるごと入れ替えが行われるため、相当荒っぽい運搬がされています。中には「ストッパーが甘くなっている」カートも混在しています。客室乗務員は、こうしたカートの「ストッパー」にもともと細心の注意を払っていて、「甘いものは危険なので、キャビンでは使わないようにしていたものです。」

訓練不足で国際線では、おぼつかない仕事ぶりの契約社員、昨日今日ラインアウトしたばかりの新人外国人乗務員が8割を占めていること、1機当たりの客室乗務員編成数は減るばかりという現状だからこそ、こういうことが起きるとしか思えません。

蛇足ですが、かつては、こうした食事や飲み物のカートには2名のCAがついてサービスしていたこともあります。一人しかついていなくて、旅客から頼まれたものをギャレー(厨房)に取りに行っている折にこうしたことが起きたのではないかと推察されます。

かつて、747型機は、17~19名でした。今は14~15名となっています。エンターテイメントや機内販売の拡大など複雑なサービスも増えてきて、人数は減っているのですから「サービスや安全」の品質が下がるのは、当然といえば当然ですね。

※JALウェーズは、タイ人CAがメインですので、コストが安いということで人数もやや多く配置されているので、「こうしたカート」には2名ついているように聞いています。

かつての「日本航空」では、考えられないことと「嘆息!!」ばかりがでてきます。

「情けない・・・。」  あきらかな「注意不足の人災」です。客室乗務員の勤務状況が悪くなるばかりでも、「そんあことは知らない!」という風にしていると、いざというときに迷惑・被害を受けるのは、「高い料金を払っている」乗客です。

エアラインの「経営陣」の美しい形ばかりのコマーシャルにだまされず、「ちゃんとした品質を備えた考える・物言う乗客がふえてゆかなれば、「麻生首相並みの迷走」を繰り返すばかりではないでしょうか。

~ロードファクターコントロールを実施しようとしていることを、ごぞんじですか?皆様は・・・~

コスト削減という大義名分で、客室の販売を50%~70%しか「販売」しないからまたまた「客室乗務員を減らすことをです。

これまでも120%以上の「オーバーブッキング」を常としていますから、「お客があふれたら、少しのCAしか乗務していない「便」に乗せられてしまうかもしれない、という「疑念」もあります。

社長が「年収960万円・バス。電車通勤」なんてはっきり言えば、アメリカ「CNN」でいじられて、「よいしょ」しながら馬鹿にされていることも、あまり感じておられないのでしょうか。

ビジネス界のアメリカ人からの感想としては、世界に冠たる大企業の社長としては「それだけの仕事しかしていないっていう裏返しだよ」というのがメジャーな状況です。

本当に社内や業界から「馬鹿にされている」ことを自覚すべきでしょう。社長以下の役員が誰もこれに準じていない、のがなによりも証明していると思えますが・・・。

<JAL>機内で茶こぼれ、乗客の女性やけど ソウル上空
1月29日0時50分配信 毎日新聞

 27日午前10時5分ごろ、韓国・ソウル上空で、日本航空の仁川発成田行き「ボーイング747-400型機」(乗客・乗員330人)の女性客(23)にサービスカートに載せていた日本茶がかかり、女性は右腕に2度のやけどを負った。運輸安全委員会は事故に当たるとして調査を始めた。

 同機は午前9時57分に離陸。まもなく客室乗務員が機内食のサービスを始めたが、ストッパーで止めていたカートが自然に後方に動いて傾いて止まり、女性客に日本茶がかかったという。韓国領空で起きたことから、安全委は韓国当局と連絡を取って調査を進める。

「NYCハドソン川奇跡の着水」に感嘆の思い!頭が下がります。

~「もしもの時は、どこに降りるか」 いつも、考えていたに違いない~

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翼より前方の「スライド=が左右とも展開されている。

「バードストライク」に見舞われた事故機のチェスリー・サレンバーガー機長がとった行動、瞬間的な判断と操縦能力には、「パイロットの誇り」さえ感じさせ、まことに敬意を表する以外にないと思います。

サブプライム問題が表面化して以降、アメリカは、「暗い」ムードに包まれていましたが、この「ミラクル」そのものの「事故」への見事な対応が、「明るい」ニュースとして輝いているのではないでしょうか。

それにしても、どこから考えてもまさに「奇跡」です・・・。

しかし、私の乗務体験、パイロット達の修練などから体感することは、

乗員・機長の心構えとして、これまでの飛行のなかでどの空港においても、とりわけ離陸・着陸時には、必ず「何らかの事由で、機の推力がなくなった時、どこへ降りるのがベストか。」「そのときが来たときには、とっさに反応できるよう、常に身構えていた、特にこのラガーディア空港離陸の際は、大惨事を回避するには、どうしたらよいか、という点で、ハドソン川を何百度と緊急着水用のランウェーと見立てる、という細やかな神経をめぐらしていた」に違いないと思います。

とっさの行動と言っても、それだけの積み重ねと準備がなければできないことと断言しても良いと思います。

私は、現役の折に、2度ほど「バードストライク」を体験しました。そのうちのひとつは、貴重な体験として今でも鮮やかに蘇ります。

バンコックから成田に向かう飛行機でした。両翼に双発のエンジンそして後尾に一発の計3発のDC-10でした。離陸直後に「ドン」という腹の底に響くような音がして左一番エンジンから火が出ました。

機長から「バードストライクだ。一番エンジン停止したが、心配はない。これから乗客へ向けてアナウンスする。パニックにならないよう客室を頼む。」とのコールがありました。

その様子は全く平静そのもので、客室を預かる者としても信頼の絆を深める態度でした。

機は、40分ほど大きく旋回して、「フューエル ダンプ=翼の燃料を廃棄」して、機体を軽くした後、無事着陸しました。

離陸時に3発のエンジンのうち、1発がアウトとなった場合を想定して、普段から十分な訓練がされていること、心構えもあることを承知していましたので、緊張はしたもののいざというときに出る「力」で対処できたものと思えます。長い間の経験は、こういうときに滲み出るものと思いました。

~「4発エンジン」から「2発エンジン」となって、その信頼感は?~

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技術革新の結果として、双発のエンジンでも長距離を飛行することができる時代となってきました。ボーイングでは777、エアバスでは330などが双発ワイドボディーの典型です。

私の体験の中で更に、

DC-8-62型機に乗務、路線としてはとアンカレッジ・アラスカから日本へ向かう途中、エンジントラブルで(確か1番エンジンだったと思いますが、)1発停止してしまいました。ちょうど洋上で、半分を飛行したところでした。残り3発のうち1発を止めて、左右のバランスをとり、引き返すことも出来ず、一路東京へと向かいました。

乗客は、そうした異変に気付かぬまま夜間飛行の睡眠状態にありました。半分の地点からちょうど倍の飛行時間はかかりましたが、到着数時間前に、乗客には、事の顛末を説明いたしました。大幅遅延をしたものの「4発エンジンの安心感を体験しものです。

今、燃費という経済効率、騒音問題、加えてCO2対策問題などで、かつてのジャンボ機など4発エンジンは、次々に退役しています。

しかし、今回の「バードストライク」では、双発エンジンの両方がアウトになった場合、どうなるのか、ということをあらためて知らしめました。

経済効率がよくなることは、良いのだが、「いざというときの安全・安心」という点で、「4発」エンジン機の必要性が考え直されるかもしれません。より「進化した」4発エンジン装備の機材です。エアバスでは、A-340型機などがこれにあたるのではないでしょうか。

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米NY旅客機不時着水:「ハドソン川の英雄」 自ら乗客無事確認 機長、最後に脱出

毎日新聞 2009年1月16日 東京夕刊

気温氷点下6度のニューヨーク市で、ハドソン川に155人が乗った旅客機が不時着水した事故は、機体水没まで約1時間というわずかな時間で全員が救出された。ブルームバーグ・ニューヨーク市長は、「見事な着水をし、全員の脱出を確認した」と機長の対応を評価。地元メディアは「(機長は)ハドソン川のヒーローだ」と称賛した。 離陸直後にエンジンに鳥が衝突する「バードストライク」に見舞われた事故機のチェスリー・サレンバーガー機長(57)は、空港へ引き返すことが困難と判断すると、マンハッタン島などの市街地を避け機体をハドソン川に導いたとみられる。 ニューヨーク市中心部マンハッタン島の西側を流れるハドソン川は、着水現場付近では川幅が1キロ以上ある。この日は朝から雪が舞い、川は一部で凍りかけていた。 救助にあたったニューヨーク市消防局のトーマス・ミラント消防士が、複数の乗客の話として毎日新聞に語ったところによると、事故機は離陸してまもなく「ボン」という大きな音がして降下しはじめた。米メディアによると、機長は「衝撃に備えろ」とアナウンス。頭をひざに沈め祈る人もいたが、機内はおおむね静かで、パニック状態にはならなかった。

 乗客によると「かなりの速さで降下したが、機長がうまく機体をコントロールしながら着水した」という。米CNNテレビによると、着水後すぐに機内に冷たい水が入ってきた。だが乗客の男性は「みな冷静で、女性と子どもを先に脱出させた」と語った。 乗客は前方ドアに装備された緊急脱出用の空気ボートを展開させ乗り移った。一部の乗客は徐々に沈んでいく機体の翼の上に集まり、救助を待った。 市消防当局や沿岸警備隊のほか、現場付近を航行するフェリーや観光船も救助にかけつけた。 ミラント消防士は「20人ほどを救助した。乗客はみな腰のあたりまで水につかり寒さを訴えたが、みんなが生きて帰れたことを喜んでいた」と語った。

 操縦歴40年以上で米空軍でF4戦闘機の操縦経験もあるサレンバーガー機長は、最後に機内を2往復し人が残っていないことを確認後、自らも避難したという。

 ◇とても寒かった--日本人2人
 無事が確認された滝川裕己さん(43)と出口適さん(36)は、大阪市中央区の貿易会社「堺商事」の現地法人「サ
カイ・トレーディング・ニューヨーク」に所属。堺商事によると、2人はアラバマ州へ出張に向かう途中だった。事故後の16日午前9時過ぎにかけた電話で、滝川さんは「ゴムボートで避難した。とても寒かったが、けがもなく大丈夫だ」と話したという。【福田隆】

 ◇航空機に鳥衝突、羽田で年100回超
 国土交通省航空局によると、国内でも空港を中心に鳥による被害が報告されている。主要空港は海鳥の生息に適した場
所も多く、完全に追い払うのは難しい状況だ。 同省によると、国内で03~07年の5年間に航空機に鳥が衝突したバードストライクの件数は、72空港などで5691件に上る。このうち、最も多い羽田は▽05年126回▽06年118回▽07年172回--など、年間100回以上のペースで報告されている。

 国交省東京空港事務所は、航空保安協会に対策を依頼。毎日午前5時半~午後7時半、東西両地区で1日各5回、バードパトロールを行い、実包や空砲、花火などを使って、サギ、ウミウなどを追い払っている。 かつては、車に乗せたスピーカーから鳥が死ぬときの声を流して追い払っていたというが、現在は慣れてしまって効果がないという。また、10~3月までは冬場のカモ対策として、東地区のパトロールを1回増やしている。しかし、空港は「完全に追い払うのは難しく、いたちごっこ」と頭を悩ませる。【窪田弘由記】

 ◇着水は正しい判断--航空評論家の鍛治壮一さんの話
 状況から判断すると離陸直後に鳥が飛び込んでエンジンを止めたようだ。もしマンハッタン島に降りていたら同時多発
テロのようなことになりかねなかっただけに、機長のハドソン川への着水の判断は正しく、ラッキーなケースだと思う。鳥が巻き込まれることはよくあるが、機体が強化され普段はトラブルは多くない。鳥を巻き込むリスクは避けようがない

 ◇引き返したら失速--航空評論家の浜田一穂さんの話
 最近上映された映画「ハッピーフライト」でも、バードストライクの問題が取り上げられていたが、飛行機の歴史が始
まったときからある問題。ツバメ1羽でもエンジンに異常が生じるため、捕獲用にタカを放つなどさまざまな対策が試みられてきたが、難しい。機長はあらゆる事態を想定して訓練するほかない。今回も両方のエンジンが鳥を吸い込んで飛行不能になったとみられるが、空港に引き返そうと無理に旋回していたら失速して墜落した可能性が高い。

「JAL」の確認システム、12日に間に合わず・・・「ESTA」米国ビザ免除

米旅行の新制度、システム導入間に合わず JALなど

1月9日.2009 朝日新聞朝刊 asahi .com
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 米国へ旅行する際に新たに義務化されるインターネットでの事前申請制度「電子渡航認証システム」(ESTA)について、申請の有無を搭乗前に確認するコンピューターシステムの導入が、日本航空(JAL)など複数の航空会社で12日の制度スタートに間に合わないことがわかった。 この制度は01年に起きた米同時多発テロをきっかけに、保安上問題がある人を飛行機に乗る前に確実に排除することが目的。 全日空(ANA)はすでに確認システムを導入済みだが、JALや米国のノースウエスト航空、ユナイテッド航空、コンチネンタル航空などは導入が間に合わないとしている。各社は当面の間、きちんと申請して米政府から「渡航認証」を得たかどうかの確認を、口頭による「自己申告」に頼ることになる。仮に「申請を済ませた」とうそをついて搭乗した場合は、米国入国時のパスポートチェックなどで発覚し、入国を拒否される可能性が高いという。

 この問題を受けて国土交通省は8日までに、米政府に対して当面の間は事前申請の有無にかかわらず、これまでの方法でも渡航できるよう要請した。だが、米側は12日からの義務化の方針を崩していない。

 今後の導入の時期について、JALは「2週間程度のち」、ノース社は「3月末」などとしている。(佐々木学)

~厳しい半面、簡単迅速になるアメリカ入国ビザ事前審査システム~

「アメリカ入国手続き」が1月12日から実施されます。

これまで、アメリカ到着までに用意していた入国カードに記入し、到着時に入国管理官のチェックを受ける、という流れでしたが、1月12日からは、出発3日前までに、インターネットでアメリカ大使館にアクセスして、「事前申告」し、承認を得なければならないことになりました。

つまり、「テロ対策・犯罪者識別」を強化し、同時に「NON residence」の入国審査窓口通過に長蛇の列が出来てしまうことを緩和しようというものです。

○相互査証(ビザ)免除国である他の国では、2008年11月から既に実施されています。シーファー米国大使の説明では、特に混乱はなかったということですが、なぜ、日本の場合1月12日に実施開始とされたのか、を調べてみますと、

○国内の故郷帰りと海外で年末年始を過ごす日本の民族大移動の時期にぶつけない、そして、ゴールデンウィーク前には、「プログラム」を定着させる!

という狙いがあったようです。

○更に、こうした手続きが面倒くさいと「米国行きの観光客」が冷えてしまってはいけない

と、シーファー大使が記者会見までしています。

米国大使、ESTAの義務化をアピール-「旅行の障害になってはならない」
[掲載日:2009/01/09]   トラベビジョン より 
 米国大使館は1月8日、1月12日から義務化する電子渡航認証システム(ESTA)の周知をねらい、記者会見を開催した。駐日米国大使のJ・トーマス・シーファー氏は、「ESTAは、もともと入国の際に聞いていた質問を、航空機に乗る前に聞くだけのもの。米国は日本人旅行者に来ていただきたいと考えており、ESTAがその阻害要因になってはならない」と強調。義務化後は、ビザ免除プログラムを利用する旅行者がESTAを取得していない場合、航空機への搭乗が原則的に不可能になるため、利便性や混乱を避けるための対策をアピールした。

 ESTAが義務化されると、周知が徹底していない場合、旅行者が搭乗前に拒否されるといった事態も予想されている。これに対して、米国大使館では、昨年11月に義務化した8ヶ国では、問題は発生しておらず、スムーズに実施されていることを説明。日本では、JATA世界旅行博に出展したほか説明会を75回開催してきており、さらに混乱対策として、1月12日から3日間は成田空港の出発階にカウンターを設置するほか、関西でも航空会社からの問い合わせ専用の電話を設けて対応する。申請が却下される可能性を懸念する声もあるが、昨年8月に任意申請の受け付けを開始して以来、日本では16万人が申請し、受理されなかった件数は全体の0.53%であったという。

○とはいえ、

エアラインにとって、旅客が確実に「新しいVISA免除プログラム」で「承認」を取得しているかどうかをコンピューターで確認をしなければなりません。仮に「旅客が口頭で虚偽を言って運んだ場合」アメリカ入国時の審査で、すぐ明らかになり、その場で「強制送還」になります。(Deportee という風に扱いがきまっています。)従って相当な費用と時間をかけてでも「確認できる」システムを構築しなければなりません。

上記報道のように「アメリカのエアライン」さえ、1月12日に確認システムが対応できていないわけですから、国際線(特にアメリカ路線も多く抱えている)主力の日本の翼も無理があったのではないかと感じてしまいます。

1月12日の実施の「周知徹底」には、あまりに時間的余裕がとれていない!

私たち航空の関係者でも、この制度の改定を知ったのは、昨年の秋口だったと思います。日本政府としてもアメリカとの折衝を経て実施日が決まったはずです。

国として、エアラインや旅行代理店だのみにするのではなく「メディア」を通じてスポットを流す、などの努力があってもよかったのではないか、と原点の問題を感じるものです。

本日、朝7時の「東京FM」 WANDAモーニングショット(リサ・スティックマイヤーさんの「WakeUpNews」でこうしたポイントをお話しました。 

向かい風の時こそ、新たな「歩み」が必要です。今年もよろしくお願いします!

「安全」も「サービス」も世界のトップの水準まで登り詰めていた日本の翼が一体どうしたのか、多くの利用者が感じていることと思われます。

これは、二大エアラインの問題というよりも、日本の国としての航空への政策・行政の抜本的な見直しが迫られているというほうが正確な所見と思います。

アメリカ「サブプライム問題」から端を発した経済危機は、いやおうなく「航空」にも降ってくる問題です。公共の交通機関、それも一瞬で多くの人命を左右するエアラインが、「もうけ」「拝金」主義に染められて、「輸送の品質=旅客=商品」に顔を向けなくなってきていることが、果たしていいものなのでしょうか。銀行やファンド・株主から株価を上げることだけを迫られ、エアラインとしての誇りも捨てざるを得ない危険な状況にあり、そういう意味で「正念場」の年となることは、間違いないと思います。

華麗なしかし、うわべだけの言葉に翻弄されずに「利用者にとって本当のところどうなのか」というスタンスを更に大胆に申し述べてまいりたいと思っております。

よろしくお願い致します。

Shuku_sho

銚子方面から昇る「初日の出」、勇気を与えますね、この輝き!(千葉市で)

ありえないと言われてきたのに「輸血ミス」!・・・機内は大丈夫か?

重大かつ単純ミスの輸血事故発生が以下のように報道されました。最近の航空機内の状況を知るだけに、私はこの報道に、思わず、似たような環境の「航空機内」では果たして大丈夫であろうか?ということに「す~と頭が行ってしまいました。

私が現役の頃「君の担当コンパートメントの旅客が倒れた場合、とっさにどこの酸素ボトルを使うのか?」「アフターギャレーで火災が起きたとき、まず、どちらの消火器(水消火器・CO2消火器)を使うのか、またどこに装備しているものを使うのか?」など乗務に当たっては、厳しくチェックして、きたものでした。

こうした「想定質問」に瞬間的に「答えることが出来てこそ身体もきびきび動くのですから」少なくとも良く訓練されていて、かつ現場では、能力が十分発揮できる環境が必要です。こうした客室乗務員の配備のしかたは、「安全を看板」にするエアラインには、「死守」せなばいけない重要問題なのですが。

「2007年8月、那覇空港で中華航空機がスポットインした直後に、漏れた燃料に火がつき、爆発炎上」という事故がありましたが、その際に「客室乗務員の脱出誘導」は「あれでちゃんとしたトレーニングを受けているのか?」というほど散々のものでした。滑り台(脱出シュート)を靴を履いたまま脱出していたり、大荷物を抱えて脱出する旅客が多数いたり、etc。

今年の国際線(日系エアライン)を使用したある出張の折に、数名の客室乗務員に「そのようなこと」を聞いてみましたが、平均的に「ちょっとお待ちください=調べないとわからない」というアンサーが主流で、かつての「保安要員としてのレベル」との格差に愕然としたものでした。もっとも、「テロ対策上旅客の質問には答えない」ということもないではないでしょうが、明らかな「知識不足」が否めないと直感しました。

先日「トルコ航空CA」の日本人CAの年収が200万円から100万円台にカットされたことが「NEWS」になっていました。日本系のエアラインでも、待遇は日増しに悪くなり、ベテランは次々に退社。機内は、ほんの2~3ヶ月で促成教育された契約社員・外国人が主流でスムースな仕事もこなせないという嘆きが充満しているようです。また「編成人員の削減」が年々進み、サービスは勿論「安全」の劣化も必至のものと思えます。

12月8日の「晴天乱気流遭遇時の乗務員事故-JAL」などでは、CAT(レーダーに映らない乱気流)が原因のため予測がつかないと言われていますが、一般的にベテラン乗務員は、「最初の揺れ」で体感的に大体の予測ができるようになっています。

これは、私の体験でもあります。揺れの初動がどういうものか、「かたかたなのかどーんと来ているか」など微妙なものです。ちなみに「かたかた揺れる程度のタービュランス」は「Chopy」と表現されます。体験のない乗務員ばかりですと「被害が拡大する」こともあるということです。

医療ミスの背景に、「少ない人員でなんとかつなぎ、救急体制を保っている」と聞いています。2重3重のチェックシステムがありながら、輸血ミスが起こる、という背景には、医師も看護師も人で不足で疲労のために「基本的なあってはならない」ミスも犯しやすい環境があるのではないかと心配な側面がでてきます。

輸血ミス「あってはならない」病院が謝罪
2008.12.24 00:17

見中に頭を深々と下げる大阪府立中河内救命救急センターの塩野茂所長(真ん中) 「あってはならないミスで大変申し訳ない」。大阪府立中河内救命救急センターの塩野茂所長は23日、記者会見で病院側のミスを認め、同席した職員3人とともに陳謝した。

 塩野所長は「輸血ミスが直接の死因ではなかった」と強調し、「重篤な患者で多くの医師や看護師が治療にかかわっており、現場は混乱していた」と釈明した。ただ、ミスの原因については「院内の輸血マニュアル通りに実施されなかった初歩的なミス」と指摘し、「医療への信頼を損なう結果となり深く反省しています」と頭を下げた。

 今後の対策として、マニュアル周知のための研修会や、看護師が立ち会う現場では輸血装置などに血液型を掲示することなどを挙げ、「同様のミスが起こらないよう再発防止に努めたい」と話した。

輸血ミス ずさんな「3重ミス」が原因
2008.12.24 00:14

このニュースのトピックス:救急搬送受け入れ問題
 大阪府東大阪市の府立中河内救命救急センターで、男性患者(31)にとって不適合の血液が誤って輸血され、その後、男性が死亡した問題で、病院内の血液を管理する検査技師が保管庫にあった別の患者の輸血用血液と取り違え、運び出していたことが23日、分かった。その後、手術室に血液を運ぶ前と輸血直前の2度、確認する機会がありながら看護師と担当医師も怠っていたことが判明。3つの初歩的なミスが事故を招く結果となり、緊急時の輸血をめぐるチェック態勢の不備が露呈した。

 同センターによると、男性は転落事故直後の20日午前9時16分に搬送され、約15分後に輸血を開始。検査技師は大阪市の日本赤十字社血液センターに男性と同じO型の血液パックを注文し、届いたパックの納品を看護師と一緒に確認した。

 同時にセンター内の保管庫にあった血液も運び出したが、その際、別の患者の輸血用A型血液をO型と思い込んで取り違え、看護師に手渡した。この時点で看護師と表示ラベルの読み合わせや、目視確認をするなどの照合作業を怠り、さらに治療に当たった医師とも手術室で輸血前の最終確認をしなかったという。

 男性は約3時間にわたって約5200ミリリットルの輸血を受けたが、病院側は男性の死亡後、A型の血液が約132ミリリットル混ざっていることに初めて気づき、輸血ミスが判明した。

 一方、守口署は22日に男性の遺体を司法解剖し死因は出血性ショックと判明。誤って輸血した量が少なかったため血液が凝固するなどの反応はみられず、輸血ミスと死亡に因果関係はないと判断した。