「テロ」や「撹乱」を意図された場合・・・・。

北京オリンピック開会式にあわせて、「エアライン」に一通の爆破予告のメールがはいりました。悪戯の可能性が強いと推定されても、そのままフライトをするわけにはゆきません。幸い予告は、予告で終わりましたが、航空は、ひとたび「テロ」や「テロ的撹乱」を仕掛けられた場合、大混乱をきたす「脆弱性」を有していることが内外にあきらかになりました。

政治・外交の波をもっとも受けやすい航空。そして、日本はセキュリティーの側面からいえば、必ずしも厳しい国とは言えません。対策も万全なものをと願っております。

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【中国国際航空】

中国国際航空 爆破予告…重慶行き、中部空港に引き返す
8月8日19時39分配信 毎日新聞

中部国際空港に緊急着陸した中国国際航空の旅客機=愛知県常滑市で2008年8月8

 8日午後0時50分ごろ、中国国際航空(エアチャイナ)日本支社東京営業所(東京都港区)のホームページ(HP)

に「オリンピック会場へ航空機を墜落させる」などと日本語で書かれた電子メールが届いた。午後2時55分名古屋発重

慶行き406便(乗員乗客70人)が上海の手前で引き返すなど成田、名古屋、福岡発中国行きの計5便に影響があった

いずれからも不審物は発見されず、警視庁愛宕署は威力業務妨害容疑で捜査を始めた。

【特集】北京五輪

 国土交通省などによると、メールは「ただちにすべての航空機の運航を停止せよ。さもなくば航空機を爆破、オリンピック会場へ航空機を墜落させる」という内容だった。

 同省は航空機の保安検査を再度実施するようエアチャイナに指示。離陸していた名古屋発406便が引き返したほか、成田発北京行き926便など他の4便についても改めて手荷物検査などを実施し離陸を延期した。各便は午後7時46分までにすべて離陸した。【佐々木洋、石丸整、米川直己】

 ◇女子サッカー、家族やきもき…成田国際空港

 成田国際空港では北京行き926便と、上海行き930便が荷物検査などのため足止めされた。両便は定刻より3時間以上遅れ午後6時過ぎに出発した。

 926便には女子サッカー代表の家族らが搭乗予定だった。柳田美幸選手の父明さん(57)と母幸子さん(54)は「1試合目が引き分けだったので、次は現地で応援したい。明日の試合開始までに会場に着ければいいのですが」と心配そうな様子。荒川恵理子選手の叔母の正子さん(61)は「客室乗務員から『手荷物もすべて持って降りてください』と

指示があった。アテネ五輪の時も応援ツアーに参加したが、こんなことは初めて」と驚いていた

橋下知事「伊丹廃止」発言について

JAL・ANAなど各航空会社が関西空港への減便を決断したことを受けて、「橋下知事は、大阪伊丹空港の廃止」という趣旨の発言をしたことで内外から強い反応を受けています。

私も以下の点で、意見を申し上げたいと思います。

○関西空港は、もともと完全民営の国際空港ということが売り物で建設を開始した。ところが実際は、国と自治体と民間の構成であった。毎年90億円の補助を受けていても赤字を10年続けてきたが、近年単年度では、黒字までこぎつけていた。

○日本の持つ24時間離発着可能なハブ空港としては、重要な位置ずけといえる。

○しかし、需要と自治体の負担を考えれば、二期工事の強行は、原油高・旅行の冷え込みなどに対応できる体力という観点では、失敗したことといえる。

○関空・伊丹の住み分けでも難しい問題であったところを、「神戸」を開港し、一経済圏に三空港という難題を黙過した。

○もともと、巨大な空港建設は国家的な課題であり、「空港整備特別会計」に大方をたより、自治体に負担を求め、営利を旨とする民間経営に重心を置いて来たことに、「問題の核心」があり、「ミクロな補助金」についてを超えて、こうした点を「政府」に主張すべき立場なのではないか、と考える。「関空が沈むことは、日本が沈むこと」というフレーズは、「年金が沈み、道路や官僚機構や防衛が腐ることは、日本が沈む」ということと同工異曲という点では、当たらないこともない。

○こうしたことから、騒音問題で「大型航空機」「便数」などの制限下にあるとはいえ、大阪伊丹空港は大阪市街への利便性では多大なものがあり、「関空」盛り上げの犠牲にすることなどは、問題外であると思います。これまで航空機の利用者が、伊丹から関西に転じたことで、若干時間はかかっても到着後の利便性を鑑みて「鉄道・新幹線」を利用する傾向(私もそうしています。)にあるなかで、方向を間違った発言と感じてしまいます。

「知事の良識疑う」伊丹廃止検討に地元から非難噴出
7月31日22時29分配信 産経新聞

 「あまりに唐突だ」「知事は大阪空港が果たしてきた役割をご存じないのだろう」-。
 大阪府の橋下徹知事から飛び出した大阪空港の廃止検討発言を受けて、地元自治体には31日、戸惑いと批判の声が広がった。前日の30日には「大阪国際空港周辺都市対策協議会」の20年度総会が兵庫県伊丹市内で開かれ、「国が直轄管理・運営する基幹空港としての機能維持」などの運動方針を採択したばかり。「空港存続の前提で話し合ったはずだ…」。
 一方で「伊丹存続はそもそもルール違反だった」と発言を歓迎する自治体も。橋下改革は、隣県まで含めた新たな火だねを抱えたようだ。
 同協議会には、伊丹市や大阪府豊中市など周辺11自治体が参加。空港の活性化策や騒音軽減などを国に求めてきた。30日に採択した20年度の運動方針では、「基幹空港としての機能維持」「空港と地域の調和につながる『まちづくり』」などを採択していた。
 同協議会会長で伊丹市の藤原保幸市長は「今後とも国が直轄で管理・運営するべきとの考えに変わりはない」とコメント。西宮市の担当者も「総会は空港の存続を前提に話し合っていただけに驚いた」と当惑し、「廃止になれば空港によって生活している人への影響も大きい。そうした配慮が橋下知事にあったのか疑問だ」と話した。
 また、豊中市の浅利敬一郎市長は「唐突な話で驚いている。豊中市としては空港を活かしたまちづくりを進めており、知事の発言は理解できない」。大阪府市長会長でもある池田市の倉田薫市長は「特に現段階では申し上げることはない」としながらも、「知事からお問い合わせがあれば、私の意見は申し上げたいと思う」とコメントした。
 大阪、兵庫両府県の事業所や団体でつくる「大阪国際空港及びその周辺地域活性化促進協議会」会長で、伊丹商工会議所の松谷英次郎会頭も「橋下知事は近畿経済に大阪空港の果たしている役割をご存じないのだろう。良識を疑わざるを得ない」と痛烈に批判した。
 一方、航空路線の減便が進む関西空港側では、橋下発言に歓迎ムード。関西空港会社の村山敦社長は「知事自らが関空シフトの観点からイニシアチブをとろうという発言をしてもらい大変ありがたく、心強く思っている。関西3空港のあり方についてのコンセンサス作りにできる限り協力していく」とのコメントを発表した。
 また関空の“おひざ元”の泉佐野市幹部は「伊丹空港はもともと関空誘致のときから廃止対象になっていた。当市としては歓迎する発言」とした。同市は伊丹存続が決まったときも「当初決めた“ルール違反”ではないか」と遺憾を表明していた経緯がある。
 この幹部は「関空会社の経営不振から連絡橋の買い取り問題などが浮上して、市としては憤慨していた。当初のルール通り伊丹を廃止していれば関空も現状のようではなかったのでは」と話した。
     ◇
 大阪空港の利用客からも批判の声があがる一方、存続を疑問視する声も聞かれた。
 月に1度出張で利用するという大阪府豊中市の会社員、波部和良さん(59)は「アクセスのよさから大阪空港の廃止には絶対反対」。
 熊本県から旅行で大阪に来ていた主婦の小谷久子さん(60)は「京都や奈良を旅行するのに、関西の他の空港より大阪空港が一番便利」。仙台市の会社員、大久保賢さん(31)も「オフィスが多くある大阪市内に行くために大阪空港が一番使われている。他府県の人にとっては、廃止されたら間違いなく困る」と話した。
 これに対し、大阪市住之江区の会社役員(53)は「関空ができたときに大阪空港はなくなると思っていた。橋下知事も理由があって発言していると思う」と、空港のあり方について再度検討を求めた。

トリプルセブンにファイア!

那覇空港で起きた中華航空の爆発炎上と似た環境のトラブルが発生しました。

誘導路上で煙、スポットへ入ろうとして「ファイア」という点です。また、脱出誘導時の客室乗務員の行動にも、疑問が残る気がいたします。事故調の発表を待って検証したいと思います。

<ベトナム航空機>成田着陸後、エンジンから火 けが人なし


7月30日11時10分配信 毎日新聞
 30日午前7時40分ごろ、成田国際空港に着陸し地上を走行中のベトナム・ホーチミン発のベトナム航空950便(ボーイング777-200型、乗客乗員277人)の右主翼にある第2エンジンから、煙が出ているのを管制官が発見した。自力で駐機場に入り、乗客が通常通りに機を降りた後の午前8時半ごろ、第2エンジンから出火した。消防車計17台が消火剤をまいて消し止め、けが人はなかった。

 国土交通省成田空港事務所によると、同機は暫定平行滑走路(B滑走路)に着陸、第2旅客ターミナルビルの駐機場に向かうため誘導路を移動中、第2エンジンから白い煙が出始めた。 煙は一時収まっていたため消防隊が監視していたところ、エンジンから突然炎が出たため、消火した。同事務所は何らかの原因で燃料が漏れ、過熱して煙が出たとみて原因を調べている。

 空港会社は午前7時41分から午前8時まで同機の着陸した暫定平行滑走路を閉鎖した。 乗客で、ベトナムでレストランを経営する笠井道生さん(49)は「機内の様子は特に変わったことはなく、客室乗務員が『早く出て下さい。クイックリー、クイックリー』と繰り返していただけで『煙が出ている』という説明はなかった」と驚いた表情だった。

濃霧注意報の中、「取材ヘリ」行方不明!

本日、取材中のヘリコプターが行方不明となりました。海上での出来事であり、また、「墜落」を思わせる「どーん」という音を釣り人が聞いたという報道もあり、不安な思いです。

過去の小型のセスナやヘリコプターの事故の例をみてみますと、

●有視界飛行のため、天候に大きくされやすい

●調査や取材に熱心なあまり、運航上の無理をしやすい。

●パイロットは、経験や技術に優れていても、依頼に応じざるを得ない環境もある

などの特徴があります。

ヘリコプターの場合は、「ヒューマンな要素」が原因のトップといわれていますが、具体的には、「電線に引っ掛ける」、「山や樹木と接触衝突」という例が多くなっています。

報道によれば、「海上」であることは、間違いないようですので、「搭乗されていた4名」のかたの「生還」を祈りたいと思います。

民放取材ヘリ、墜落か=下北沖で消息絶つ-青森朝日放送アナら4人搭乗
           7月6日15時16分配信 時事通信
 6日午前11時45分ごろ、青森県の下北半島北端にある大間町の防波堤で、釣り人から、沖合を飛行するヘリコプターを見た後、墜落したような「ドカーン」という音がしたと110番があった。青森朝日放送(青森市)がチャーターした取材ヘリが行方不明になっており、県警や海上保安庁は、墜落した可能性もあるとみて確認を急いでいる。 地元漁協によると、大間沖は当時、濃い霧がかかっていたという。 付近を捜索中の海保のヘリが午後2時ごろ、大間崎の北西約9キロの海上に油が浮いているのを発見した。 行方不明になったのは、小川航空(大阪市)が所有するヘリで、アエロスパシアルAS350B型。同航空や青森朝日放送によると、高下工三夫機長(57)、菊池浩光副操縦士(43)、同放送アナウンサー木村慎吾さん(28)、人材派遣業「トラストネットワーク」(東京都港区)所属のカメラマン大森真二さん(39)の4人が搭乗していた。 

機体重量を減らすもっと良い方法もあるのだが・・。JAL

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~軽量化ということでは、いろいろ問題があります~

大きなことで言えば、機材の「ハイテク化」でフライトエンジニアが不要とされ、操縦をするパイロットだけで、航行中のシステムトラブルをも引き受けることになっています。かつてF/Eが機内にいた頃は、離着陸時に「チェックシート」を読み上げ、6つの目で「ヒューマンミス」を犯さぬような構えを最大限してきましたが、ハイテク化の呼び声のもと、コックピットから排除されました。

この結果、「システム上のトラブル」には、航行中対応できるコックピット乗員はいなくなりました。パイロット2名は、操縦のみに専心する、「トラブルの度合いは操縦席のパネルに表示されます。航行を続けるか、引き返すか、とにかくトラブルには触れずに着陸する、という流れです。客室に位置しているシステム機器の故障などは、手を施すも出来なくなりました。

私は、こうした風景を数十年にわたり、この眼でみてまいりました。

この一方で、最新の機材は軽量化が極端にすすみ、「いざ事故」というときは、胴体とて身を守るほどの強度はなく、車で言えば「モノコック」調で、離着陸時の破損などでは、くしゃくしゃになる恐れもあります。「堅牢さはどうなのか」ということも最近になって議論の的ともなってきています。よいところと怖いところの混在です。

~「軽量化」すべき、ポイントが違う~

Dvd_video_recorder7_2 「搭載物品を何グラム下げた」などが言われておりますが、現場で仕事をしてきた者から見れば、「本気」というより「形」先行のものばかり、と思えます

Dvd_video_recorder10_2 例えば、ビジネスクラスの食事の入れ物(有田焼)を何グラム、スプーンを何グラムなどといっておりますが、画像から見ても「不必要になった食器」はありません。

本来は、「器は食事の風味を増す補助的役割」のはずが、「中身はコスト削減で限界があり大しておいしくない。MENUの大げささばかりが浮いている。どこそこの有名シェフがプロデュース」など飾りばかりの先行です。そこに掛ける費用があるなら、料理の中身にもっと経費を掛けて「陶器」や「リアルグラス」などは、二の次というのが、「利用者の本当のニーズ」なのではないでしょうか。

ちなみに、ANAでは、JAL以前より「機内食の皿などの見直し」などが行われてきました。知っているだけでも「陶器の皿を極力少なく」してきています。エコノミークラスには、食事のメニューをとっくに廃止し、「プラスティックカードに書いたメニューを旅客に見せて食事(メインのアントレ、和・洋食)のチョイスをとる」という風に変わってきていて、最近はJALはこれに習うように簡便化しました。

ビジネスクラスでも、ロール用の皿(パン皿)をなくして、プラスチックの透明容器(イチゴのパックに使うような素材)だったことに一度は、カルチャーショックを受けましたが、後に「軽量化」と「料理の味」で納得したことを覚えています。

~利益が上がっているのに、乗客→運賃値上げ。社員→賃下げ~

<日本航空>スプーン細く、機内誌ページ数減……航空機“燃料ダイエット” 燃料高騰
                       6月21日18時56分配信 毎日新聞

 燃油高に苦しむ航空業界がグラム単位での航空機ダイエットに努めている。燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)で乗客の負担は重くなる一方だが、航空各社はスプーン1本あたり2グラムの減量など、機内食の食器や機内誌を軽量化して燃料費の削減を狙う。【綿貫洋】

 日本航空(JAL)グループでは、国際線のビジネスクラスの機内食で使う有田焼を約20%軽量化。スプーン・フォークは柄の部分を細くすることで1本当たり2グラム軽くした。有田焼は、磁器メーカーが磁器素地の内部に5ミクロン以下の微細な気孔を形成させる技術などを駆使して軽くした。1機当たり有田焼は約3・5キロ、スプーン・フォークは約2・5キロの軽量化に成功したという。

 貨物コンテナ(縦152センチ×横157センチ×高さ162センチ)は、従来のアルミ製を昨年度からガラス繊維系の素材を使うことで1台当たり26キロ軽くした結果、1機当たりで約1トン軽量化を実現した。従来満タンにしていたトイレなどで使用する給水タンクも、過去の使用実績から1機当たり300~400キロ軽くした。

 そのほか、機内誌のページ数減(1冊当たり15グラム減)、貨物機の外部塗装をしないことで90~150キロの軽量化も実施している。全日本空輸(ANA)も食器類やコンテナの軽量化に取り組んでいる。

 JALによると、B777型機1機当たり500キロの軽量化、年間で1000万円の燃料費削減が目標。1キロ当たり2万円の燃料費削減効果の換算で、軽量化による燃料費削減目標は、JALグループ全体で年間7億円を掲げている。

 JALグループの航空運送にかかる燃料費は決算ベースで03年度が2448億円、07年度は4127億円だった。08年度予算では5100億円を見込んでおり、同社広報部は「軽量化などで徹底した燃料費削減に取り組んでいるが燃料費は年々増える一方。それだけ燃料費の高騰がすさまじい」と話している。

~ところで「サーチャージ」は、どうなるのか~

~サーチャージに不明朗さはないか、という不安ももちます~

じ路線でも、他社比較すると、極端に安価なサーチャージが買える」という外国エアラインもあり、ちまたで聞きますと旅行社によっても値段がちがうという研究も出ています。

サーチャージは、代理店にキックバックされることはなく、そのままエアラインの収入になります。同じ路線でも、エアラインによって、値段が違う、ということを見せ付けられると、[[シンガポールのケロシンマーケットの原油取引値段を3ヶ月単位で計算し、見直す]]というお話も、どうなるのか、不透明に思えてきます。

また、本来の「航空正規運賃」は、値上げを続けており、ここで見込んだ燃油費とサーチャージで徴収した燃油費は、「合理的」なのだろうか、などの点も不鮮明のままにことはすすんでいるような気が致します。

私は、公共交通機関の担い手でもあるエアラインは、本来「収支とんとんで、経営する」べきであろうと考えておりました。莫大な利益を挙げることへ邁進するのではなく、単年度でも黒字になれば、「今後の運賃値下げへの動向」ぐらいは示してもらいたいと思います。

一言コメントをさせていただきました。