LCC(ローコストキャリア)、特にアジアのLCCの乗り入れには、その格安価格から話題が集中しています。
日航破綻問題でもその赤字要因のひとつとしてクローズアップされていますが、この狭い日本に98もの地方空港がひしめいています。黒字計上しているのは、ほんのわずかで殆どの空港は赤字で、地方自治体を苦しめている状況です。
こうした中で、「アジアゲートウェー」つまりこれまでは外国航空会社の日本乗り入れは、二国間の協定が必要でありましたが、基本的に「空港とエアライン」が直接話し合って合意すればよい」と言う風に変わりました。欧米間の国際線についても、「オープンスカイ」が実施されました。
また、「観光立国日本」の政策の下、来年度は「1000万人の外国人訪日」を目指していることもあります。
そういう条件が重なって、アジアのLCCが次々に「従来より割引された着陸料の基幹空港」や「地方空港」に狙いを定めて飛来を始めています。
●済州(チェジュ)航空・・・・・・・関空・北九州・中部
●エアプサン・・・・・・・・・・・・・・関空・福岡
●ジェットスター・・・・・・・・・・・・成田・関空
●ジェットスターアジア・・・・・・関空
●セブパシフィック・・・・・・・・・関空
●エアアジア(予定)・・・・・・・羽田
( 2010.8月/国交省航空局調べ)
○チャーター便 ・中国/春秋航空 上海/茨城
・ジンエアー
・イースター航空
さて、最近話題の「春秋航空」ですが、往復「4千円」という報道もありましたが、片道4千円ということでした。しかし、座席数180席の一割がこの価格に該当ということですから、一便当たり18席が該当する内容でした。まあ、キャンペーン価格・早割りということでしょうか。防衛省との関係で(茨城は百里空港との共用空港)で週3便のうち1便は、「成田」を使用することとなりました。
安全面においては、LCCといっても、それぞれに違いがありますので、一般的には言えませんが、春秋航空などの場合は、コスト削減のために、座席のピッチが狭すぎる(リクライン不可)模様で、「緊急脱出」時は、混乱を避けられないのでは・・・と言う不安もよぎります。
茨城-上海便、片道4000円=中国・春秋航空
時事通信(2010/08/25-12:04)
中国の格安航空会社の春秋航空は25日、7月末から運航している茨城空港と上海浦東国際空港を結ぶチャーター便(週3便)について、片道4000円の航空券を販売すると発表した。インターネットのみによる販売で、価格は予約が早い順に設定され、同8000円、1万2000円など8種類の航空券を販売する。最も高い場合でも2万6000円。
同社によると、対象となるのは9月15~29日の計7便で、予約受け付けは30日から9月2日まで。9月27日は成田発着になるが、運賃は茨城発着と同じ。これまでの平均搭乗率が7、8割といい、空席分を格安券として販売するという。
同社は、10月末までチャーター便による運航を継続、11月以降の定期便就航を目指す。
時事通信(2010/08/25-12:04)

前原国交相も成田にLCCを誘致するのだ!JALのLCC設立は最もだ!と仰ってますが、小職は以下の様に疑問を呈します!
①LCCは徹底的にコストを削って低運賃でも利益を生むはず。成田や羽田は世界で最も着陸料の高い空港だが、LCCが果たして首都圏二大空港の運航コストをまかなえるのか甚だ疑問。
②ジェットスターに到っては、親会社カンタスと変わらない機材を使っている。それでいかほど運航コストが安いのか?
LCCは着陸料などで優遇されたりするのか?
③春秋航空の小型機材も成田に降りれば数十万円の着陸料がかかるはず。成田便の収益ブレイクイーブンポイントがどこにあるのか、に興味津々!
小職はLCCの基本は米サウスウエスト、欧ライアンエア、マレーシアのエアアジアなどのモデルと思っています。すなわち、
①小型機材を統一して乗務・整備のコストを抑える。
②ピストン輸送でフリークエンシーを提供し、利便性を確保。
③ネット販売に特化するなど、徹底的な流通販売と人件費のコスト減免。
でないとLCCとして成り立たないのでは??
本当にやるのかJAL、ANAのお手並み拝見!