~不幸中の幸いで、乗客に怪我はなかったが・・・。~
またしても、「客室乗務員」が骨折などの大怪我を負いました。原因は、10月に発足した「運輸安全委員会」が「事故」として調査を開始する模様ですが、ほぼ「晴天乱気流=クリアエア タービュランス」に遭遇したため、と推定されます。
これまでの「体験・教訓」が生かされて、現在は、「シートベルト着用」のサインが点灯していなくても、航行中は、軽くでも常にベルトをしておく、が乗客の間でもほぼ常識となってきました。
「雲の合い間を縫って航行しなければならない場合や、同じ航空路を飛んだ他の航空機からの情報など」で「揺れ」が予測される場合は、コックピットから「シートベルト着用のサイン」がだされます。
そうした場合、客室乗務員は、乗客が全員着席していることを確認しつつ、自らも着席することが安全上義務付けられています。
ところが、レーダーに映らない「気流の流れ=クリア エア タービュランス」に遭遇した場合は、「機内サービスをしていたり、サービスの準備をしていたり」の客室乗務員だけは、全くの無防備にさらされます。
サービスがらみでは、「熱いコーヒー・紅茶・お湯」などを身近に置き、調理室(ギャレー)のなかは、金属で囲まれ、おまけに鋭利な角が多く、ひとたび急激な揺れがあれば、ひとたまりもありません。
また、航空機の特性として、機内は、後方ほど揺れが大きく前方客室とは、全く様相を異にします。ファーストクラスでコーヒーカップがかたかたと音を立てるくらいの揺れは、最後方では、コーヒーや紅茶・お茶のポットから中味が撥ねて出てしまうぐらいの差になります。
また、コックピットは、機内では一番揺れが少ないうえ、コックピット(操縦室)からは、こうした客室内の光景は見ることができません。こういう事態だけでなくキャビン内の異常な事態は、客室乗務員を通して情報を得るようになっています。
それにしても、こういう事態に「怪我をする」筆頭は、客室乗務員です。この後に緊急着陸などの事態があれば、「脱出」などの誘導をする者が使い物にならなくなっているわけですから、乗客にとっても大変な出来事と思います。
【これまでの乱気流事故へのコメント】
2007.6月 KLM機タービュランス(2006年1月~2007年1月までの5件の事故についても、LINKしてあり ます。)
伊丹発長崎行き日航機、乱気流で客室乗務員2人重傷
12月9日20時25分配信 読売新聞9日午後0時4分ごろ、大阪空港(伊丹)発長崎行き日本航空2375便(MD81型機、乗員乗客73人)が岡山県倉敷市上空の高度約7900メートルを飛行中に乱気流に巻き込まれ、調理室にいた32歳と38歳の女性客室乗務員が、それぞれ腰椎(ようつい)と右足のくるぶしを骨折する重傷を負った。
同機はそのまま運航を続けたが、運輸安全委員会は航空事故として調査を始めた。
日本航空や国土交通省によると、乱気流に巻き込まれたのは離陸後の上昇中で、シートベルトサインが消えた後だったという。2人は機体後方の調理室に移動して、機内サービスの準備をしていた。負傷後は勤務を中断し、長崎空港から救急車で搬送された。
乱気流による事故では、今年2月、中国国際航空機で乗客の女性がけがを負っているほか、昨年10月には日本航空機の乗客が背骨を折る大けがを負っている。

飛行機は前方より後方の方が揺れが大きいのですね。
はじめて知りました。
ありがとうございます。
そういえばJALのMDのCAの人数が一時期非常口の数に足りてないとかで、問題になりませんでしたっけ?