~特別扱いが存在してよいのか~
9.11テロ事件以来、世界は厳しいセキュリティーが敷かれるようになりました。国際線のアメリカ行きでは、機内にペットボトルさえ持ち込めないほどです。
日本国内においても、テロ対策上、高速道路のインターチェンジではゴミ箱の数も減り、鉄道の駅でもかつてない警戒が行われています。
航空機は、とりわけ「ターゲット」にされやすい(9.11の教訓)ことから、搭乗前のセキュリティーチェックは、乗客の利便性からすれば重圧のあるものです。しかし、多くの人々は「安全のためだから・・。」と納得していることと思います。
こうした中で、「芸能人」の特別扱いがひょんなことから明らかになりました。エアライン側からすれば、「無用の混乱を避けるため」という大義があるのでしょうが、「問題点」を提起することともなっているのではないでしょうか。
かつて、「外交官特権」や「政治的なVIP」については、通常の旅客の搭乗順路とは一線を画して、あるいはCIQ(税関・出入国審査セキュリティーなどを全く経ないで特別車で直接SHIPに直行することもありました。これは、国家としての尊厳を内包した処置ですからうなずけます。今も変わっていないと思います。
一方で、芸能人であるからと言って、特別扱いするのは、「国家のテロ対策法」に大きく支障があるのではないでしょうか。芸能人と言っても人気ではピンからキリまで、どうやって区分けするのでしょうか。きわめて曖昧でsり、一体エアラインの得意の「マニュアル」はどうなっているんでしょうか。今回は、たまたま「スマップ」でしたが、他のエアラインでの経験では、かつてこんな事態はごまんとありました。
ハワイ・ホノルルなどでは、そういう恩恵を受けた客が「あの支店長はなかなか気が利く」という評判までとり、本人も「地元有名人」でいられるということで、人事異動のときにローカルホノルル支店に固執して異例の長期在任となった実例も知っています。
過去「特殊株主」などの暴力的パワーを持った団体に弱かったことも指摘され、最近は改善されてきたと聞いていたのですが・・・あまり変わりはない様相です。
さて、トラブルの原因は簡単です。
●テロ対策はお経のようなもので、形式に過ぎない。
●特別扱いに気を許し、確認もせず、予約者全員を実際の搭乗者として扱った
●ニュースでは、ANAの係員と言っていますが、正しくは子会社のカウンター関連社員でしょう。制服は同じでも「仕事へのロイヤリティー」は希薄とならざるを得ない実態がある。
ことなどであり、JALでもANAでも共通しています。私が搭乗した折に、見かねたバッドオペレーションがあり到着地羽田ならきちんとした対応力のある責任者がいるものと、クレームを申しましたが、「理解力がない」「現場を知らない」「権限もない」とお粗末のオンパレードでした。
格安航空におびえるなら、アジアや中東の模範として、誠実な航空業へと舵を切り、「良質の商品つくり」にまいしんするべきではないでしょうか。
まだまだ、明らかにしたいこともありますが、本日のコメントはこの辺で。
SMAP乗せ忘れた?=勘違いで45分遅れ-全日空
時事通信
4日午後零時半ごろ、北海道の新千歳空港発羽田行き全日空62便ボーイング777-300型機(乗客乗員516人)が出発しようとした際、チェックインしたはずの客より実際の搭乗客が2人少ないこと気付き、誘導路から搭乗口に引き返した。
確認したところ、全日空側の勘違いと判明。同機は予定より約45分遅れて午後1時15分ごろ出発した。
同社によると、同機には人気グループ「SMAP」のメンバーとスタッフ計15人が搭乗。一行は当初17人で予約していた。
一行は通常の客とは別ルートで保安検査や搭乗手続きをしたが、この際、同社の係員が17人分のチェックイン手続きをし、実際に何人搭乗したか確認しなかったという。(2008/12/04-22:54)
