少なくともジェット化されてから日本の空に飛来してきたアメリカのエアラインでは、なんといっても「PANAM・パンアメリカン航空」が上等の品質と憧れの極みでした。「強いアメリカ、眩しくみえるアメリカ」の象徴でした。しかし、「1970年カーター大統領の折に決められた」「航空の規制緩和」で、雨後の竹の子のように格安航空が生まれて、その中で「TWAやウェスタン」と共に消えてゆかざるを得ませんでした。ニューヨークでは、「パンナムビル」と言えば、観光の象徴でもありました。「金融システムの規制緩和」によって、姿を消してゆく「リーマンブラザーズ」のビルの看板の残像が重なってゆきます。
国際線のネットワークを張り巡らせていれば、当然赤字路線も出ますが、公共交通機関の社会的使命としては、「欠航」などはできません。それが当時の「常識」でした。こうした厳しい競争を経て、「デルタ・アメリカン・ユナイテッドと並んでコンチネンタル」も生き残りました。とはいえ、航空にとって。「9・11」「SARS」から「原油高騰」「サーチャージ」など試練は続いています。
2年ほど前、「チャールズ・ダンカン」氏と言葉を交わす機会を得ましたが、「奇跡のエアライン」としての歴史をうかがいました。辛口の私は、随分と「安全運航品質」についても質問を致しましたが、粘り強く答えてくれたことが印象的でした。日本系エアラインの広報スタイルとはちがうなと感じました。
「福岡/グアム線100万人」の報道には、祝意を申したいと思いました。採算性で悩む時期もあっあだろうと推察しますが、「21年間」も継続運航することは、凄いなぁの一語です。
採算性重視から「日本のエアラインが地方空港からつぎつぎに撤退してゆく中で」、これは地元からは、「我がエアライン」とも頼りにされることと思います。
コンチネンタル航空、福岡/グアム線の搭乗者数が100万人を突破
[掲載日:2008/11/21] 日刊 トラベルビジョン
コンチネンタル航空(CO)の福岡/グアム線が、11月20日に搭乗者数100万人を突破した。1987年6月1日の就航から21年間での達成だ。20日には福岡空港で同便の出発に先立って記念式典を開催し、COアジア・太平洋地区支社長のチャールズ・ダンカン氏が祝辞とともに記念品を贈呈。また、福岡/グアム間はエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードしたほか、「100」の文字が大きく描かれた特製大型ケーキを用意し、100万人目の旅客とCO関係者、グアム政府観光局日本代表らがローソクを一緒に吹き消して100万人達成を祝った。なお、式典でダンカン氏は、「100万人達成を大変嬉しく思う。これからも福岡に密着した航空会社『ホームタウン・エアライン』として、さらに便利で快適なグアムへのフライトを提供していく」と語った。
