ブッシュ大統領は、少し前の演説で、「これ以上査察は、続ける必要はない。GAME IS OVER。」と世界に語りかけました。ゲームは終わった、戦争だ。というわけです。
アメリカは、もともとゲームがすきな国民性です。イギリスで生まれたゴルフは、もともとスポーツとしてあつかわれ、ヨーロッパ全体では、今でもそうですが、アメリカは、カート使用、9ホールで区切る、など工夫を加え、ゴルフは、ゲームだという面白さを創出しました。経済の世界では、デリバティブというマネーゲームで、東南アジアを席巻しました。その結果、一時的にせよ、その舞台にされた、日本、韓国、タイは、バブルを見せられ、その気ににさせられた挙句、機関投資による資金を総引き上げされて、後は、不良債権の山と通貨不安。大金持ちもできれば、永久に奈落の底に追い込まれる人もでました。まさに、ゲーム。
そして、もっと恐ろしいのが、ウォーゲーム。
綿密に収集した情報にもとずき、ピンポイントの無差別大量爆撃。ぼろぼろになったところを、ほとんど犠牲者もなく、制圧。湾岸戦争、アフガニスタン攻撃では、そのゲーム性を垣間見ました。
アメリカにとっての、フセイン排除、石油利権獲得、中東軍事拠点確保の目標が透けて見えるゲームは、オーバーでなく、コンティニューの方がピタリではないかと感じてしまいます。
しかし、しかしです。本日のニュースによれば、ニューヨークで50万人規模、ロンドン・グラスゴーでも20万規模、メルボルンで15万、東京でも5千人など、イラク攻撃反対の輪は、「ウェーブ」で世界中に広がっています。
この反対の行動は、NHKによれば、行動した人1000万人とベトナム反戦時を上回るとのこと。
イギリス ブレア首相は、自国の世論にたまらず、2月15日 とうとうアメリカと一線を画す「査察を続ける」と言う発言までせざるを得なくなりました。
こうした世界の声に対して、ブッシュ大統領は、そろそろみずからの仕掛けに、見切りをつけ「Game is over」 と、カードを伏せて欲しいものです。
そうしてくれれば、世界の手本であったアメリカの民主主義も、新たな輝きを取り戻し、また、国連内で日本の政府・外交官がODAで援助している国ぐに対して、ブッシュ支持に回るよう説得している姿をこれ以上、世界の人々にさらさないで済むことにもなるでしょう。
