「バイオ燃料計画」という前に・・・。

~社長自ら気合が入って記者会見~

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25日の「株主総会」を前にした6月23日、JALが下記の報道のような内容で「バイオ燃料計画」を発表しました。

記者会見には、西松社長がみずから「このプロジェクト」をアピールするなど力が入っていることを伺わせました。

アピール内容の特徴は、

●バイオといっても「世界的食糧危機」を招いている「食物系」ではない。

●アジアで最初のデモンストレーション・取り組みである。

●実用化には、まだ時間がかかる。

●燃費については、開発費などを考えると現状では、格安になるとはいえない。

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ということですが、「運賃やサーチャージの高騰」で旅行者の心中がますます穏やかでない状況のときに、従来の燃料ケロシンより「安価」に出来るという保障も定かでないプロジェクトをことさら大きくアピールするのか、「5年先」でも実用はどうかという内容のようだが、など航空界では、「なぜ、今の時期に?」といぶかる声も多く聞かれました。

「株主総会」と「サミット」への「花」を添えているのではないか、という厳しい声も聞かれました。

Dvd_video_recorder44 ちなみに「ヴァージンアトランティック航空」では、2月にほぼ同様な「デモフライト」を実施しましたが、その後の進展はあまり聞こえてきません。「アジアで初」というのは、そういうことを踏まえているからです。

画像はいずれも、フジテレビ「スーパーニュース」より。

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JAL、非食物系バイオ燃料を使ったバイオ燃料フライトをボーイングなどと実施
                   6月24日16時28分配信 nikkei TRENDYnet

 日本航空は2008年6月23日、米国のボーイング、プラットアンドホィットニー(P&W)と共同で、非食物系バイオ燃料を用いたデモンストレーションフライト「JALバイオ燃料フライト」を行うと発表した。使用するバイオ燃料を8月ごろに決め、今年度内に実施する予定。バイオ燃料フライトはアジアで初となる。

 P&W社製JT9Dエンジンを装着したボーイング747型機を使用。燃料タンクに混合バイオ燃料と従来のジェット燃料を分けて搭載し、4基のエンジン中、1基のエンジンをバイオ燃料で駆動する。使用するバイオ燃料はジェット燃料と同等基準とし、航空機やエンジンの改修・改造は行わない。

 混合バイオ燃料はバイオ燃料と従来のジェット燃料を混合。日本航空は航空機が排出する二酸化炭素量を、2010年度までに1990年対比で20%削減するとしており、食糧と競合しない非食物系で生産効率のよい「第2世代バイオ燃料」の実用化に協力し、二酸化炭素の排出量削減を図る。(文/平城奈緒里=Infostand)