秋田空港「誤着陸」についてパートⅡ

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~見えない「危険」~

事実については、事故調査委員会の調査結果を待たざるを得ませんが、
現在の時点でも下記の点は言えると思います。

日本のパイロットからすれば、考えられない事態、である。

●ILS(計器着陸飛行)ではないので、若干ずれながら滑走路に向かうということで間違えやすい状況がないことはないが、誘導路と滑走路を見誤るほど視界が著しく悪かったとはいえない。
   (視程10㌔ということが事実とすれば。) 

●仮に誤認してもコーパイロットの意見(ずれているのではないか?)を容れれば、
   ゴーアラウンド(着陸やり直し)をすることもできた。

燃料の問題で、やり直しをしなかったのでは?という意見もあるが、航空機の燃料搭載がいくらギリギリと   言っても、天候不順の場合は、「代替空港」までの最低燃料を想定しているはず。また混雑による空港上空での「ホールディング」などを考慮してフライトプランはたてられているはずなので論拠に薄い。本当に燃料切れを心配したということが事実であれば、法定の燃料搭載を下回っていることになり、「エアライン」の姿勢が厳しく問われる問題にもなる。

 【以上の点は、10数名の現役機長の方々から意見を戴きました。】

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~大惨事とならなかった幸運~

結果として被害はなかったが、無事着陸は更に以下の点で幸運に恵まれた奇跡と言ってよい。

 ●誘導路に、タクシング中、プッシュバック中の航空機がいなかった、各種作業車が走行していなかった。
 ●誘導路は、走行して通過できる程度の強度しかなく、滑走路と違い、着地の衝撃に耐えるようには
   出来ていない。衝撃で破壊されたりすれば、機体のバランスが崩れる可能性があった。
 ●B737という小型機だったから、強度の許容範囲におさまっていたと推察できる。

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~オープンスカイ政策の下で~

今回のトラブルを見るように、「安全」と言う点で大きなミスが散見されるようなエアラインを、国家としてチェックできる体制が充分なのでしょうか。私は不安を感じるものです。


  フランスにおいては、「事故・トラブル」が多いエアラインは、着陸を拒否している事例もあります。
  国交省航空局としては、事故調の結果、仮に「パイロット個人のミス」という結論がでても、
  少なくとも、当該エアラインの「事故・重大トラブル」のヒストリーを加えて調査し、
  日本での受け入れについて検討することが重要と思われます。今後アジア・オセアニアにおいては、有名エアラインの傘下に、多くの「格安航空」が生まれており、その中から日本に飛来する航空会社も増加することは間違いありません。日本政府としても、更に航空の規制を緩和する「オープンスカイ政策」を発表しました。「安全基準についても「日本の受け入れ」として確たる姿勢を示す必要があるのではないでしょうか。

  

One thought on “秋田空港「誤着陸」についてパートⅡ
  1. 秋田県秋田市 秋田空港

    秋田空港(あきたくうこう、Akita Airport)は、秋田県秋田市雄和椿川字山籠49番地にある第二種空港です。管理者は秋田県です。空港種別 公共 運営者 秋田県 開港日 1981年 運用時間(JST) 7:00-21:30 受け持ち 秋田県 海抜 313ft(95m) 位置 北緯39度36分56秒東経140度13分7秒 滑走路 方向 ILS m×幅 表面 10/28 YES 2,499×61 舗装 旧秋田空港は1961年(昭和36)10月1日に第三種空港として秋田市新屋町……

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