巨大“エアバスA380”です。日本に初見参!

エアバスA380の顔

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~成田空港にふわりと着陸、「これが噂の380」~

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撮影:成田市 檜垣 博氏11.19.2006


11月19日、あの巨大旅客機「エアバスA-380」が、日本に初めてその姿を見せました。私にとっては、「大変な出来事」でした。

と申しますのも、エアバス社は、この10月に3度目のデリバー遅延を発表したばかりで、この「日本」を含むアジア各国へのデモフライトが果たして予定通り行われるのか、少しばかり不安な思いがよぎっておりました。

勿論、航空ファンにとっても「巨大さをこの目で!」という意味で待ちに待った日でもありました。空はあいにくの雨模様ながら多くの方々が見学デッキで着陸の瞬間を見守りました。そして、着陸の瞬間は、幸運にも雨はあがり、堂々のランディングを観ることができました。
今更なのですが、この飛行機の巨大さは、尋常ではありません。あのジャンボ機を更に一回り大きくしたもので、「こんなものが空を飛ぶのか」とあらためて考えるほどの大きさなのです。大きさは、「ジャンボ機」と比較した画像でまずお解かりいただけると思います。

この日、成田で実機の真近で見守った方たちに感想を聞きますと、「とにかくでかい」「横幅の大きさというか、広さに驚いた」「胴体が太い」というのが共通しておりました。下記画像は、左の場合は実寸での比較で手前、右は奥の誘導路にいる、のがジャンボ機です。

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そして、その内容ですが、まず、世界で始めての「総二階建て」で、機内には合わせて「4本の通路」があります。座席は、ファースト・ビジネス・エコノミーを配した標準で、「555席」、オールエコノミークラスにしますと「800席」の仕様が可能です。また、巨体を支えるタイヤは、22本(ジャンボ機で18本です)主翼の大きさ(幅)は、約80㍍でジャンボ機より15㍍も大きいというものです。

ちなみに世界に先駆けて就航するのは、シンガポール航空のロンドン・ヒースロー空港/シンガポール/シドニー便です。シンガポール航空の客室スペックは、3クラスで「470席」ということですから、それなりの「ゆったり感」が伺えます。

車輪の数にも注目してしまいます・・・。

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~マスコミは、なぜかあまり反応しない~
これだけの「驚き」があるものなのですが、なぜか日本のマスコミはそれほど大きな扱いをしていないように感じます。私の知る限りでは、TVではわずかに、NHK、フジテレビなどが「テスト飛行で来た」という程度の報道しかなかったような気がしました。これには、理由があるようです。

~大量輸送か、機敏性か~
この巨大機を既に発注している航空会社は?といいますと、多い順に申し上げますと、

エミレーツ航空(アラブ首長国連邦です。お金持ちの国ですから、大量買付けもわかる気が致します)41機、カンタス航空20機、ルフトハンザ航空15機エールフランス航空10機(EUという意味で、製造国ですからね)シンガポール航空10機、マレーシア航空6機、中国南方航空5機、タイ国際航空6機(今後の東南アジア特に中国マーケットを伺う姿勢が明らかです)となっています。さて、我が日本の翼は?といいますと、JAL/ANAの両社とも今後の世界への航空戦略は、「大都市から大都市」の大量輸送より、目的地のローカル空港までダイレクトに(点と点を結ぶ)運ぶ機動力を持った輸送のほうが、採算に合うとし、両社とも現時点では、
ボーイング社の中型次世代機であるB-787にすべての発注を掛けています。
 
B-787JAL・ANA仕様

~シンガポールがやってくる~
数は別にしても、この巨大機を真っ先に発注したのは、シンガポール航空です。相当な決断ですが、世界最初の飛行は、ロンドンからシンガポールへのフライトになります。航続距離が8000マイル、14800kmですから「20時間の直行フライト」も可能といわれています。
そして、この巨鳥フライトは、必ず日本にもやってくるものと思います。
旅客獲得には、どちらの戦略が功を奏すものか、新たな航空の幕開けとして注目して行きたいと思います。

成田空港にて:檜垣氏撮影

 

これが「B-787」

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「日本に来た!」「成田に来た!」A380 空港の「塀」がリアルです。いずれも檜垣氏撮影。

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『エアバスA380、デリバー遅延に思う』・・・参照