一日に3回も、タービュランス人身事故!

~身を守るには?~

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11月19日、日本上空周辺で「3度にわたる」タービュランスによる人身事故が発生しました。上海からバンクーバー・カナダへ向け飛び立ったエアカナダ機は、成田空港に「緊急着陸」しました。「異常」な事態と思えます。

これまでのこうした「乱気流事故」の歴史を紐解けば、おおむね2種類の状況に分かれます。

1.  限られたフライト時間の中で、「機内での飲食サービスをする時間がなくなる」ような状況下で、レーダー上に、雲が映っていても、たいした揺れではないと機長が判断した場合は、「ベルト着用サイン」は点灯したまま、サービスを続行させる。この場合は、乗客は基本的に「着席」していますから、いざ急な揺れがあった場合、怪我をするのは「客室乗務員」ということが圧倒的です。

2.  まるでレーダーに映らない「晴天乱気流=CAT=クリアエアタービュランス」に遭遇した場合で、予測ができない訳ですから、この場合、「ベルト着用のサイン」も点灯していないので、「乗客」「客室乗務員」とも大きなダメッジを受けます。

さて、1.の場合は、航空各社の「安全徹底」で今はこのような事態はなくなりました。

2.のケース、つまり「晴天乱気流」の遭遇予測については、ドップラー航法などの進化など新たな研究がされているようですが、実用には至っていない現状です。では、「こうした事故から身を守る術」はなにか?といいますと、ひたすら「ベルトサインが点灯していなくとも、航行中は軽くでもシートベルトを着用しておく」以外には、ありません。

日本列島周辺で起きた異常な事態に、敢えて再録いたします。

2006.08.09  怪我人が出た「トルコ航空乱気流事故は・・・。」

2006.07.10 絶え間なく「乱気流事故」が・・・。

2006.01.24 タービュランスでCA骨折、ANA機

2005.04.19 油断大敵!の「タービュランス」

乱気流 大揺れの旅客機、乗客ら6人けが

 19日午後、日本上空で旅客機が乱気流に相次ぎ巻き込まれ、乗客・乗員計6人が負傷した。

 午後8時20分ごろ、上海発バンクーバー行きカナダ航空38便ボーイング767が日本上空で乱気流に巻き込まれ、約1時間40分後に成田空港に緊急着陸した。 成田国際空港署などによると、客室乗務員の女性1人が胸を強く打って救急車で病院に搬送されたほか、乗務員3人が軽いけがをした。 乗客のカナダ人男性(41)は「突然機体がエアポケットに落ち、乗務員が天井に頭などを打ちつけ大きな悲鳴が上がった」と話した。

 午後5時ごろにも、兵庫県伊丹市の上空で神戸発羽田行き日航1348便ボーイング777が乱気流で大きく揺れ、乗客の男性(37)と客室乗務員の女性の計2人が天井や荷物入れで頭を打った。羽田空港に到着後、救急車で病院に運ばれたが、いずれも軽傷。 日航によると、ベルト着用サインが消えてしばらくした後に大きく揺れた。機長は「気象レーダーでは見えない薄い雲の中を飛行していた」と報告しているという。

 午後7時半ごろには、和歌山県沖を飛行中の徳島発羽田行き日航1442便エアバスA300が揺れ、客室乗務員の女性(30)がコーヒーやスープをこぼし、両足に軽いやけどをした。
(産経新聞) – 11月20日8時0分更新

One thought on “一日に3回も、タービュランス人身事故!
  1. このところ、日本列島は竜巻、大雨等異常気象が続いている。しかも地球規模で異常が発生している。
    航空機を利用する際は、「ベルトを軽くしていてください」とアナウンスされることはあるが、おおよそ半数の人はベルトをしていない。車に乗るときは皆シートベルトをするのであるから、軽くベルトをすることをもっと徹底して案内すればと思います。

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