「787」運航再開へは、手探り!ANA&JAL

  • 「バッテリー問題解析」についてハイブリッドのバッテリー専門家のお話では・・・・以下のような内容も提起されているようです

     

1.「過充電ではない」という結論はまだ早いはず。「フライトレコーダーで電圧32vに変化がなかった」というのは全く意味がない。32vということはおそらく「4v×8セル」だと思うが、リチウムイオンの場合、その8セルそれぞれに充電を制御する必要があり、仏社製の制御系がおかしくなってその8セルのうちひとつに過充電をした場合でもトータルとしての 32Vには変化が現れないからである。セルひとつに過充電があって発火すれば、最終的には8セル全部が激しく燃える。

2.バッテリーセル内の短絡(ショート)の可能性もある。セル内部では、正と負の電極が20~30ミクロンというまさに紙一重の間隔でポリエチレン系の薄い膜によって絶縁されているだけなので、ショートは簡単に起こりうる。

3.就航以来なんともなかったバッテリーにここに来て相次いでトラブルが起こっているのは、前述のポリエチレン系の薄い膜がこの1年で何らかの原因で想定外に劣化してショートした可能性があり、また仏社製制御系が原因である可能性もある。おそらくそのどちらかであろうと思うが、今の段階ではなんとも言えない。

4.ニッカドで同じ性能を求めるとなると、3~4倍の大きさが必要になると思う。

5.バッテリーとその周辺のユニットについて公開された写真を見る限り、あんなに大事なものなのに、基板がすぐ横にむき出しで配置してあったり、ハーネスが保護されてなかったり、「ずいぶんちゃっちい作りだな」という感想を持った。

トラブル続くB787 来月18日まで減便計画 全日空 運航停止長期化見据え

 2013/01/26   【産経新聞東京朝刊 】

■29日から3日間で88便減便
相次ぐトラブルで日米航空当局から運航停止を指示されたボーイング787について、全日本空輸が2月18日までの欠航、減便計画を策定していることが25日、わかった。国内線・国際線合わせ1日当たり30便程度。同社は当初、早期の運航再開を見込み、減便計画公表は数日単位にとどめてきたが、運航停止の長期化懸念が強く、再開まで数カ月はかかるとみて、方針を変えた。ダイヤの変更も検討している。


全日空は25日、新たに29~31日までで、計88便を減便することを発表した。16日以降累計で約450便の欠航になる。以前は、B787で、1日当たり約60便を運航。運航停止以降は、大型機B777、中型機B767などをやりくりし、欠航を30便程度に抑えている。また、運航再開は早いとみて、これまでは3日程度先までの減便計画にとどめてきた。
しかし、運航停止から1週間経過したが、日米当局による調査でも、バッテリー損傷の原因については、ほとんど解明できていない。そのため対策も不明で、運航停止の長期化懸念が強まっている。
そこで、2~3日ではなく、2~3週間程度の減便計画を策定することで、欠航便数や業績への影響を最小限にする方針に切り替えた。4月以降も運航停止が続いた場合は、収益面での影響も大きくなるが、「代替機確保のための新たなリース契約は行わず、減便ダイヤによって乗り切る」(全日空首脳)考え。その場合、国土交通省に届けた3月31日から運用する春ダイヤについても、見直す方向だ。
一方、日本航空は25日、2月2日と3日で、成田-ボストン便など、国際線6便を欠航すると発表した。国内線ではB787を使用していないため、影響は国際線だけ。16日からの累計では36便の欠航となる。