また、「トラブル発生」。政府関係者は、「緊急着陸は、トラブルがあるかもしれない段階で予防的に行うもので、事故と同列に扱うのは適当ではない」との御託宣。
民間航空でも、現場では、「危ない危ない」というトラブルでも、公式には「事故」ではなく「イレギュラー」あるいは「重大インシデント」とカテゴライズされています。人身事故でなければ、事故とは言わないのです。
民間航空機の場合、二重三重にバックアップ装置があって、片側の操縦士がミスをしてもコンピューターがこれを補正したり、警告を発する、などソフトウェアーが進んでいます。
米軍や日本政府は、オスプレイ機の場合、「機体に問題があったのではなくて、パイロットのミスだった」ということが強調されていますが、そういうことをいうことそのものが私達航空界にいるものは、違和感を覚えます。
58回もの事故を起こしてきた「オスプレイ機」、二次災害を受けかねない基地周辺の憂いは、計り知れません。
参考
「在日米軍問題を再燃させるオスプレイ」2012年6月20日 田中 宇
オスプレイ、市街地に緊急着陸=機体から煙、液体漏れか―米
時事通信 9月8日 土)8時27分配信
【ワシントン時事】米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが6日夜、南部ノースカロライナ州ジャクソンビル市の市街地の空き地に緊急着陸していたことが7日、分かった。機体に大きな損傷はなく、負傷者もなかった。着陸する機体から煙が出ていたとの目撃証言があり、燃料など何らかの液体漏れが関係している可能性もある。 同機が着陸したのは、所属する海兵隊ニューリバー航空基地から北東約5キロにある教会の裏手の空き地。海兵隊によると、速やかに帰還するよう求める操縦席の警告灯がともり、操縦士が安全を優先して「予防着陸」を選択したという。 これに関し、地元紙ザ・デーリー・ニューズ(電子版)は、同機が裏庭の木をかすめて降下し、自宅が震えたなどとする住民の声を紹介。機体から漏れた液体が熱い部品に触れて煙が出たとする同基地の報道担当者の見方も伝えた。日本政府関係者は「緊急着陸は、トラブルがあるかもしれない段階で予防的に行うもので、事故と同列に扱うのは適当ではない」としている。

