~また、「事故」が・・・。~
「NYCハドソン川の墜落」では、奇跡的な着水で犠牲者がでなかったものの、昨年の「チャイナエアライン爆発炎上事故」那覇空港、2月13日の「ノースウェスト航空の乱気流事故」成田空港からは、明らかに「安全への規制緩和からくる要因」も見え隠れしてきています。今回の事故機は、ボーイング社の小型機としては、最新鋭の737-800型機、日本では、40機世界では、実に2700機が飛行しており、事故機は、2002年に運航開始されているので、約7年の飛行ということで、少なくとも「老朽化した機材」ということではありません。
乗客の話では、「高度600メーターで着陸準備に入って、その後急に後部から落下した」ということです。写真・映像から見ても、これは、信頼性がおける気が致します。
☆機体が3つ(機首・主翼を中心とした胴体・尾翼を含む後部と3つ)に割れているが、過去の事故の中で、胴体着陸などのハードランディングで後方から地面に接触してクラッシュした場合は、機体構造の中で「ねじれ」「衝撃」にもっとも弱いところが破断するという事態がある。
☆確定的ではないが、報道では、ランウェー手前でクラッシュといわれている。周辺住民の目撃では、一度浮き上がって後方から墜落したとの情報もありますが、これは、ぎりぎりのところで着陸をやりなおそうとして、機首をあげたところ、失速した、ということも、考えられます。
いずれにしても、「墜落原因」は今後の調査を待つことになりますが、事故の度に「パイロットやメンテナンス」「航空機メーカー」などの原因特定は行われても、その背景にある「法律的に安全への規制を甘くしてきている」→「競争を煽ってエアラインが究極の人件費削減を図る」事態には、メスが入れられているとは思えません。
ノースウェスト機の乱気流事故では、
●事故後、49人の重軽傷が出ていることを、機長が全く知らなかった
●従って、「緊急着陸」の要請もせず、「管制」に状況報告もしなかった
●一体客室乗務員と機長とのやりとりは、どうなっていたのか。機長の言動も不審ですが、客室乗務員の保安任務はどうなっていたのか(誰も追及していないのが、不思議です)
●事故後、調査が入る前に警察の許可も得ず、機内を片づけてしまっていた。(ノースウェストは警察の許可を得たと言っていますが、成田警察署は許可などしていない、と言っています。)
など旅客を乗せて運航する「エアライン」としては、考えられない様相です。しかし、毎日この状況で「旅客を乗せて」運航しているのです。
着陸を前にして悪天候の中「シートベルト着用のサイン点灯のタイミング」「その徹底」またやむなく「乱気流に突入し、怪我人を出したあとの処置」についていえば、
安全無視ともいえる事態でしょう。
事故についてだけではなく、日常の「運航」について「法律」を持っても厳しく処していただかねばなりません。
ついでに、チャイナエアラインの事故の際は、社会的には明らかにされておりませんが、私は、「たとえ誘導路上でも機体を止めて、旅客を脱出させるべきだった」と思います。無理をしてスポットまで機体を持ってきて、「爆発炎上」でした。隣のスポットに駐機している他の航空機に火災が燃え移ったら・・・と考えると、ぞっとします。我が日本の「那覇空港」で起きたことです。厳しい究明をしていただきたいと考えます。
~サレンバーガー機長はさすがです・・。~
テレビ朝日の「報道ステーション」2月25日放映 では、「ハドソン川の奇跡」を果たした「サレンバーガー機長」が議会の調査委員会で「安全を守るには、良質で経験豊かな乗員が必要だが、私も4割も給与をカットされている」と航空界の実状を明らかにして、「安全への懸念」を表明していることを明らかにされていました。
全くそのとおりだと思います。
~日本人客室乗務員への仕打ち~
事故と直接の関連は、ありませんが、最近トルコ航空といえば、「日本人客室乗務員」を突然解雇してきています。もともと「フライトアロワンス=給与がトルコ人客室乗務員の半分しかありませんでした」がその上、「トルコ人だけで運航することにした」という理由で、突然の解雇をいい渡されていると聞いています。
報道で見たのですが、「成田空港」から飛び立つにあたって、制服に着替える場所も与えられず、公共のトイレで「CAの制服」に着替えておりました。あまりといえばあまり・・の光景でした。エアラインとしてこういう体質であることは、あらためて認識したものです。
同時に日本のエアラインが外国人乗務員・地上勤務者にこういう差別をしていれば、どういう感覚を与えるのか、この点も考えさせられる問題です。
トルコ航空機が着陸失敗、死者9人、負傷者50人 オランダ
オランダ・アムステルダムのスキポール国際空港当局者は25日、トルコ航空機が同日午前10時40分(日本時間同午後6時40分)ごろ、着陸に失敗して機体が大破、9人が死亡、50人が負傷したと発表した。
同航空の報道担当によると、乗客は127人、乗員7人。トルコのテレビ局は、同国運輸省当局者の情報として約80人の生存者がいると報じていた。
犠牲者に関する情報は錯綜し、トルコのエルドアン首相は1人が死亡したと述べていた。ユルドゥルム・トルコ運輸相は犠牲者はいないが、負傷者が出たと述べていた。オランダのテレビ局は事故現場で複数の遺体を収容する袋が確認されたと伝えていた。
着陸失敗後、自力で機体の割れ目などから脱出したとの生存者の証言もある。最初に機体後部から着地したという。事故で火災は起こらず、煙も生じなかったとしている。機体は着地の衝撃で、三つの部分に分解した。オランダの地元テレビ映像によると、胴体前部部分と中央部部分は亀裂で切り離されたような格好で、尾翼がある後部はもがれたような状態になっている。
トルコのテレビ局は、生存者の話として機長からの緊急事態の宣言はなく、乗務員からのシートベルト着用の求めが最後の機内放送だったと報じた。突然、高度が下がり、地上に激しく着地したという。
事故原因は不明。同機は着陸を試みる際、滑走路には届かず、手前の農家の草地に突っ込み、停止したとの情報もある。近くには高速道路が走っているという。事故発生時の天候は、風や雨もなく不良の条件ではなかった。
同機はトルコ・イスタンブール発のアムステルダム行きで、機種は米ボーイング社の737型機となっている。スキポール空港はオランダの表玄関で、欧州でもハブ空港となっている。
トルコ航空のボーイング737型機は1994年12月29日、同国東部のバン近くで墜落し、乗客乗員76人のうち多数が死亡する事故を起こしている。視界不良の中で着陸に失敗していた。



空港としては、離着陸は容易なようである。当日は視界が悪く計器誘導に頼っていたと聞く。 スロットルを絞りすぎたのでは? ジェットはレシプロと異なりスロットルをあけてもレスポンスが遅く、速度を上げ沈下速度をおとそうとしても、対処がおそかったのでは。