「客室乗務員」が処理できない事件だろうか!緊急着陸への疑問も!

「Knee Defender」という「前席リクライン防止器具」を巡って、アメリカでは10日間に3度も「Emergency Landing」緊急着陸 という事態が発生しました。

どの中身を見ても「想定内」のトラブルであり、判断力統率力のある客室責任者がいれば、緊急着陸までに至らなくても良かったのではないか?と大きな疑問を感じます。

機内を治めることができずに、何のための「CA」か!9・11以来の「緊張状態のあるアメリカ」という点を割り引いても、です。

機内の様子は、コックピットには見えません。従って「客室乗務員の状況把握と報告、意見具申」がすべてとなります。

かつては、コックピットにはFE(フライトエンジニア)というキャビンを見に行ける要員がおりましたが、今は操縦士(機長・副操縦士)の2名乗務。キャビンのことは、キャビンクルーに依存するしかありません。

50年も変わらぬ「エコノミークラスのスペース快適性」問題とさらに追い打ちをかけている「LCC」、そしてコストカットの続く中、「客室乗務員の質や適性能力」も低下しているのではないか?と危惧するものです。

「リクライニング攻防」相次ぐ緊急着陸 詰め込む航空会社に批判も

2014.9.4 17:39 (1/3ページ)sankei[世界仰天ニュース](ロイター)

米国の旅客機で狭すぎる座席のリクライニングをめぐって乗客同士がトラブルとなり、緊急着陸する事態がこの10日間に3件も起き、航空業界に波紋が広がっている。米国では、自分の前の座席の背もたれを倒せないようにする器具まで存在。最初のトラブルはこの器具が発端となり、その売り上げが急 増しているという。座席数をどんどん増やして乗客を詰め込んでおきながら、乗客同士の少々のけんかや騒ぎ程度で緊急着陸という大げさな対応をとった航空会社への批判も出ている。(SANKEI EXPRESS)

乗客ら大げんか、逮捕も

最初のトラブルは8月24日に起きた。米メディアによると、ニュージャージー州ニューアークからコロラド州デンバーに向かうユナイテッド航空の機内で、男性が前の座席の背もたれのテーブルでパソコンを使うため、前席のリクライニングを阻止し自分の膝を守る「ニー・ディフェンダー」と呼ばれる器具を装着した。リクライニングができなくなった前席の女性は、器具を外すよう要求。男性が拒否すると、女性はコップの水を男性の顔にぶちまけ、大げんかになった。旅客機は機長の判断でシカゴに緊急着陸し、2人は強制的に降ろされた。3日後の27日にはアメリカン航空のフロリダ州マイアミ発パリ行きの機内で、仏人男性が前の女性が席を倒したことに激怒。争いの仲裁に入った客室乗務員とつかみ合いになり、ボストンに緊急着陸。男性は同乗中の覆面航空保安官に業務妨害罪で逮捕された。

9月1日にはニューヨーク発フロリダ州ウエストパームビーチ行きのデルタ航空の機内で、女性が編み物をしようと背もたれを倒したところ、後ろの女性の頭を直撃。怒った女性は客室乗務員が仲裁に入っても、大声を出し続けたという。このため、機長はジャクソンビルに緊急着陸。暴れた女性は警官に連れられ、降ろされた。逮捕は免れたという。

狭すぎる座席

最初のトラブルの発端となったニー・ディフェンダーはU字形のクリップのような器具で、前席の背もたれのテーブルの足の部分に取り付けると、リクライニングができなくなる。2003年に1セット21.95ドル(約2300円)で売り出された。開発会社がカナダ紙ナショナル・ポストに明らかにしたところによると、この数日の全世界での売り上げはトラブル発生前の約6倍にも急増した。

トラブルが起きたユナイテッド航空は機内での使用を禁止しているという。ただ、米国では、悪いのはトラブルを起こした乗客やこの器具ではなく、狭すぎる座席に乗客を詰め込む航空会社だとの声が目立つ。

生き残り競争激化

航空業界では格安航空会社(LCC)が台頭し生き残り競争が激化。燃料費の高騰も続き、一人でも
多くの客を乗せてもうけを出そうとし、座席数を増やす傾向にある。またテロへの警戒から機内でトラ
ブルを起こす乗客に厳しい対応を取るケースも多い。

今回の相次ぐトラブルは、こうした航空会社への不満が噴き出したものといえそうだ。米国の航空ア
ナリストは「緊急着陸はあまりにも過剰反応。窮屈を強いるなら、それに伴うトラブルへの対応手順も
定めるべきだ」と話している。

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