「ノリック」阿部典史君の死を悼む!

~僕のこと知っているんですか?~

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今、10月8日の午前六時を回ったところです。テレビのニュースを斜めに見ながら、仕事をしておりました。「アベノリフミさんが事故死」というアナウンサーの声がなんとなく耳にはいりました。「同姓同名の方がいるんだなぁ。」と気になって画面に目を移すと、なんとなんと、「バイクのレーサー、ノリックの愛称と呼ばれる」と言っているではありませんか。

衝撃でした。・・・・・。

「急にユーターンしたトラックに追突」ということで、さすがのプロライダーもよけ切れなかったものと拝察するしかありません。

思い起こせば、あのときが最初の出会いでした。

機内を巡回するようにファーストクラスからビジネス、エコノミーと歩いているとどうも私が注目していた「ノリック」に似ている旅客がいます。まだ彼が10代の頃ですから、500CCより軽量な250CCか125CCで活躍、天才ライダー現るとその世界では評判になりはじめたころです。

私は声をかけました。

「阿部典史あべのりふみさんですね。拝見してますよ。」

ノリック「えっ、僕のこと知っているんですか?」「周りの方は、誰も知らないのに、感激です」

新鮮な、若者らしい、一言でした。

間合いを見て、空いていたファーストクラスに招いて、お茶をしました。バイクの話で盛り上がったひと時の後、「頑張って下さいね。ニッポンの力を見せてやってくださいね。」と話したことを良く覚えています。

「爽やかな人となりに」すっかり魅了された私でした。

その後たしか、「ドゥーハン」独り勝ちという中で、いつも素晴らしい「走り」思い切りの良い「走り」を繰り広げてくれて、世界を転戦して忙しいライダー生活を送られてきました。私は、外地でもTV観戦できるときは、欠かさずウオッチしていました。

既に次々に「ライダー」を育てる側には回っていたとは思いますが、彼を失ったことは、本当に残念です。

深く哀悼の意を表するものです。悲しみです。

One thought on “「ノリック」阿部典史君の死を悼む!
  1. レーサーが事故で死亡する例は多いが(生命保険対象外)彼のようにレース中でなく、交通違反のトラックに依る死亡にはやりきれない。彼のテクニックをしてもさけきれなかった。 まだアイルトン・セナのようにレース中の事故死ならわかるが。合掌
    所属のトップドライバーを失ったメーカーにとっても悔しいとおもいます。

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