「安全」には、コストがかかるのです。

~不二家に三菱ふそうに、etc・・・。~

Title_2 あの夢を売る「不二家」がこんなずさんな「食品衛生」をしていたとは・・。誰が予想できたでしょうか。2004年にタイヤが外れ、死傷事件まで起こして、リコールしたホイールとハブがまたも「リコール」で回収騒ぎです。

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不二家は、経費を惜しんで「消費期限切れ」の材料を使用して販売。三菱は、「ボルトの締めすぎ」をチェックできるシステムが怠っていた。おおむねこうした内容は、「運送の安全」や「食品の安全衛生」に完璧を期すべきところを、「コスト」を惜しんだことが根源的原因と言わざるを得ません。

行政機関が普段から「厳しい監督」にあるべきところですが、「規制緩和の流行」と「本来国民の安全を守るべきセクションの役所の人員削減」にその元凶があるように思えます。

さて、航空の問題に戻りますと、自動車の部品が2~3万種類に比べ、航空機は200万~300万種類と桁違いの量です。しかも、運航する「スピード」は時速880㌔メーターと車と比して10倍にもなります。

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「決して飛行機を落とさない」ための「整備」「操縦」「客室保安」には、それなりのコストがかかって当然です。その一方で「事故事件トラブル」が起きるまで衆目に触れない、明らかにならないのが特徴です。

「利用者」は、「運賃・機内サービス」だけに目を奪われず、「厳しい目」で見守ることが重要になってきています。

かつて本社部門の幹部数名と大議論をしたことがあります。

本社サイドは、オフレコだがと前置きして「飛行機は飛んでいる以上、必ず墜ちる。損耗率の問題である。」と言う意見。現場の私たちは「一機も落とさない。そのためにできる最善のコストと手間を掛けるべきでそのことが商品価値を上げ、信頼のブランドを勝ち取れる」 この当時は、平行線のままでした。こうした積み重ねが一体どういう事態を招いたか皆様ご承知のとおりです。

政府は「オープンスカイ政策」といって、依然不平等な航空協定を結んだまま、アメリカから押し付けられた政策を国内にこなそうとしております。激しい低価格競争に晒されることで、ますますエアラインは「コストきり詰め」に苦渋の選択をしてゆくように追い込まれます。

果たして、これで「日本の空の安全」は守れるでしょうか。甚だ不安です。