東南アジアにもテロの危機! 気をつけましょう。

~日本人旅行者のウィークポイントだったともいえる「世界の情勢をよく見極めて、動くこと」~
アメリカのブッシュ大統領は、イラク・イラン・北朝鮮を悪の枢軸と呼び、この中でもとりわけ、サダム・フセインに対しては、この独裁者が核並びに生物兵器等の大量殺戮兵器を保有していることは、世界にとって危険であり、無条件に国連の査察を受け入れなければ、アメリカ単独でも先制武力攻撃も辞さず、の構えをとっている。
また、先日の上下院選挙結果で共和党圧勝、国連による査察を無条件でイラクが受け入れることという決議が国連安保理事国会議で満場一致で採択されたこともあり、緊迫した情勢が生まれている。また、更にブッシュ大統領は、フセイン政権転覆後は、イラクにアメリカ軍を進駐させて、国内をとりあえずコントロールする方針まで発表している。
さて、こうしたアメリカの方針に対し、国際世論は、「核保有疑惑への査察は、必要だが、あくまで国連中心に査察を行い、戦争は回避すべき」に集約されているといえる。
アメリカの先制武力攻撃方針を支持しているのは、ヨーロッパでは、イギリスそして、オーストラリアのみ。(フランス、ドイツは明確に反対表明している。)
一方で、中東、中近東と呼ばれてきたイスラム諸国では、アルカイーダ攻撃として多数の民間人を巻きこんだアフガン空爆、パレスチナ紛争解決に及び腰、そしてイラクへの先制武力攻撃宣言というブッシュ政権の一連の方針に対して、これは、「アメリカのイスラム文化への挑戦」と受けとめられかねない様相もでてきている。
そして、決して許されない過激テロリスト達に、かっこうの大義名分を与えかねないとして国際的に憂慮すべき問題として論じられている。
アジアには、マレーシア,シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピンなど多数のイスラム教徒を擁した国々があり、世界のこの緊迫した状況が直ぐ反映される。
日本の外交は、イラク攻撃に対しては、小泉総理「国際的協調で・・・。」 と述べているものの、あまり鮮明ではない部分が心もとない面もあるが、しかし現状では、日本は中近東諸国からは、かつての太平洋戦争時にも軍靴で国土を蹂躪したことも無く、経済援助もしていることで感謝されている面もあり、一般的に友好的に迎えられているといわれている。
”バリ島テロ”では、多くのオーストラリア人が犠牲となった。一説では、ブッシュ方針支持をいち早く表明してきたことが、テロのターゲットとされたのでは、と憶測する向きも有る。
年間を通じて世界中の観光地を訪れている日本人は、ひとたびターゲットにされればひとたまりもない。
大手旅行会社によると、バリ島爆弾事件後のバリ島旅行を予約していた人は、3分の1 がキャンセルか、ハワイ・サイパンなどに変更していると言う。
また、冬休みまでは、旅行代金が安くなることから、例年だとビーチリゾートに人気が集まるのだが、今年は、これに代えて沖縄初め国内が堅調とのこと。
アメリカのお膝元、ハワイ・サイパンなどのリゾートならセキュリティーも厳しいゆえ、まず安心と言えそうだが、何を考えているかわからないテロリスト達なので、ここしばらくは、旅行地・日程には、情報を収集し、自分なりに充分の検討をくわえて、決めることが、肝要だろう。
また、うっとうしいことだが、場所によっては、なるべく人の集まるところは、避けるなどの用心もするにこしたことはない。

【参考資料】
◎「東南アジアで再びテロ」と警告=レストランやホテルが標的
時事通信ニュース速報
「東南アジアで再びテロ」と警告=レストランやホテルが標的か?米国務省
【ワシントン1日AFP=時事】米国務省は1日、声明を出し、インドネシアのバリ島で先月起きた爆弾事件のようなテロが再び東南アジアで起きる恐れがあると警告、同地域に在留する米国人に警戒を怠らないよう呼び掛けた。
同省はこの中で、東南アジアの過激組織には「国境を超えて、欧米人が集まる場所に攻撃を仕掛ける能力」があると分析。米国の公的機関が厳重な警備下にあるため、「クラブやレストラン、ホテル、リゾート施設など攻撃しやすい場所」を狙う可能性があるとしている。
[時事通信社]
[2002-11-02-12:48]
比で新年テロの恐れ=米が警告
【ワシントン31日AFP=時事】米政府は31日、フィリピンで新年休日までの間に爆弾テロが起こる可能性が高いとの警告を発し、フィリピンに滞在する米国人に対し、特別な警戒措置を取るよう呼び掛けた。
在フィリピン米大使館が発表した声明は「テロ組織が、今後クリスマスから新年休暇にかけてフィリピン国内の公共の場所で、爆弾テロを企てる可能性がある」としている。 
[時事通信社]
[2002-11-01-00:22]
 
【追加資料】
◎容疑者逮捕も全容解明遠く=バリ島爆弾テロから1カ月-インドネシア
【クタ(インドネシア・バリ島)11日時事】180人以上の犠牲者を出したインドネシア・バリ島の爆弾テロ事件から12日で1カ月。捜査当局は容疑者1人を逮捕して面目を保ったものの、犯行の動機や手口、焦点になっている国際テロ組織の関与などについては不明りょうな部分が多い?B東南アジア全体のテロ対策が問われているだけに、事件の全容解明が急がれている。
[時事通信社]
[2002-11-11-17:55]

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