ようやくひとつ戻った日本の空、那覇空港管制(嘉手納ラプコン)です。

日本の空でありながら、アメリカの基地優先であった「那覇空港」の周辺です。沖縄を訪れた方は、「低空でしばらく飛行する航空機」に不思議を感じていたことがあるのではないでしょうか。しかし、こうした「民間航空機」の過密で制限された狭い空域を飛行していることは、はっきりと大々的に知らされることは少なかったのではないでしょうか。

まだまだ、羽田や成田を過密化させる要因となっている「横田」や「岩国」があります。沖縄の基地問題とのバーターにならぬよう、「国民利用者の安全・日本の空回復」のために、政権与党のがんばりを期待します。

沖縄の「空」ようやく返還 不自然な飛び方、改善の期待2010年3月19日0時45分
                            asahi.com 03.19.2010   
 米軍が担っている沖縄上空の航空管制業務が、31日に日本に返還される。18日の日米合同委員会で合意した。1972年の沖縄返還後も米軍に管理され続けてきた。那覇空港を発着する民間機にとっては、日本の管制官による指示で効率的な飛行が可能になると期待されている。 この空域の管制は「嘉手納ラプコン(レーダー・アプローチ・コントロール)」と呼ばれる。対象空域は嘉手納基地から半径約90キロと久米島の周囲約50キロ。高度は約6100メートルに及ぶ。2000年にようやく返還の方針が示され、5年以上にわたって日本人管制官が移管に向けた訓練を重ねてきた。

 前原誠司国土交通相は18日の会見で、「日本の空を日本が主権国家としてコントロールするのは当然」と述べた。まだ返還されていない横田基地(東京都)や岩国基地(山口県)の周辺空域についても「信頼関係に基づいた話し合いが、これから米国と行われていくと期待する」と語った。

 米軍の管理下では、那覇空港を北へ離陸する民間機は、嘉手納基地を使う米軍機の経路を妨げないよう、通常よりも低い約300メートルの高さで約10キロ飛行してから急上昇する不自然な経路を強いられることが多かった。なだらかに上昇するより燃費が悪くなり、安定性も劣っていた。

 今後、日本の管制官が交通整理をすることになり、より効率的な経路指示が可能になる。燃費の節減や、離陸の待ち時間の短縮なども期待できるという。(佐々木学)

One thought on “ようやくひとつ戻った日本の空、那覇空港管制(嘉手納ラプコン)です。
  1. トラフィック・ライトがあるのに・・・
    私、知りませんでした。
    HKGが英国領だった頃、トラフィック・ライトではCXが悩んでいましたね!
    沖縄の件はあまり語りたくありませんね~
    何しろ故K教授は私達の媒酌人でしたから!?

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