乱気流と言っても、想像を越える「積乱雲の壁」の中を航行した模様!エールフランス機出発から24時間経過、いまだ手がかりなし。

~大西洋上で、「落雷した可能性が大きい」とヨーロッパ各メディア~

・エールフランス機が管制と交信して15分後にレーダーサイトから消えたということは、管制空域400キロメートルの中で、不明になったと考えられます。

・「MAY DAY」という救難信号も発していない、ことから、事態はパイロットが対応できないスピードで進んだ、ということになります。

・別のメディアでは、この地帯を「レーダーのブラックホール」と呼んでいました。確かに、ブラジル側の「フェルナンド・デ・ノロニャ諸島」とアフリカ大陸の「セネガル」の管制空域から外れる時間が、航行時間として3時間あります。(図は、朝日新聞より)

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しかし、この場合、1時間ごとの「連絡・ポジションレポート」をすることになっています。その方法は、概略で言えば、「無線」と「衛星回線電話」を使う方法があり、航空機が異常な事態の進行中であっても、連絡は可能であるようなシステムになっています。

従って、仮にこの「ブラックホール」を航行中であっても、「交信も救難信号も発することができなかった、ということは、よほどの急激な事態」だったのであろうと推測できます。

・赤道周辺の「積乱雲」の層の厚さは、巨大な壁とも言われているようです。当該機からの連絡で、「タービュランスに遭遇している」ことは明らかになっているようですので、どのような状態に置かれていたかは、おぼろげには、みえてきます。

・積乱雲に入った場合、「雷」や「あられ・・・大きい場合はボール大まであり、これが上から下から機体に当たってきます。」にさらされることになります。

・航空機に「落雷」があった場合、通常は、直撃を受けても大丈夫というシステムを装備していますが、「繰り返し、おおきな直撃」を受けた場合、「操縦室」は、一瞬、真っ暗になり、「高度計・速度計など」も停止すると聞いています。

・このA-330は、「電気系統などシステムがダウンした場合」パイロットが何もしなくても自動的に知らせる(ダウンリンク)ようになっており、この信号は送られてきていました。

☆いずれにしても、正確なことは、「ブラックボックス」の回収がなければ、判明しないと思われますが、原因解明は、「航空への信頼」にもかかわることになってきます。

今回は、「ヨーロッパのメディアの報道」全体を聴取し、また「パイロットの方々」からの御意見を戴き、エールフランス機の乗客乗員の皆様に哀悼、無念の想いを抱きつつ、早急にコメントいたしました。

本日、「TOKYO FM」 放送の「クロノス」で、午前07:00~と午前08:00~の2回にわたり、「積乱雲・タービュランス・雷」などについてお話しました。