アシアナ航空離陸時、危なく空中衝突の危険!

過去の大きな管制上の問題としては、2001年1月31日発生した「JAL機のニアミス事故」があります。

、2002年7月12日に公表された国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の事故調査報告書によると、事故の引き金は東京航空交通管制部の訓練中の航空管制官の間違った指示のために一連のニアミスが発生したと認定されました。

この時に、増加するばかりの航空の往来を、手薄な人員配置でまかなっていることが、「ヒューマンエラー」の背景にあることが明らかになりました。当時のメディアも一部この問題に触れてはおりましたが、その後、「マンパワーが安全上適正なのか、という点でどのように解決されているのか」は、定かではありません。

2月22日の「衝突危機」は、管制官のとっさの指示で、大惨事の事態を免れたとのことです。しかし、昨年の6月から管制がらみのトラブルは6件も上がっています。

「東京航空交通管制部のレーダーコンピューターダウンで、航空機の便名が表示されなくなり、羽田・成田空港での離着陸ができなくなった」のは、原因の深い究明も他の事件に隠れて見えてきません。今回の問題も「混信」を防ぐ手立てはないのでしょうか。

千歳空港JAL機、今回の福岡空港アシアナ機、大きな事故への前触れとならぬことを祈るばかりです。

アシアナ機が無断離陸 ヘリへの許可を取り違えか
2月22日20時16分配信 産経新聞

 22日午後0時10分ごろ、福岡空港で韓国・仁川空港行きのアシアナ航空131便(エアバス330型機、乗員乗客153人)が管制官の許可なく離陸するトラブルがあった。管制官が誘導路で待機中のヘリコプターに離陸許可を出した直後で、アシアナ機が離陸許可を取り違えた可能性があるという。同機はそのまま離陸、けが人はなかった。国土交通省は、管制指示違反があったとしてアシアナ航空に事情を聴く方針。
 同省によると、管制官はヘリコプターに滑走路上を横断する西方向への飛行を許可したが、アシアナ機が滑走を
始めたため、滑走路と平行する誘導路上を南方向へ飛行するよう指示し直し、両機の間隔を取ったという。
 出雲発の日本エアコミューター3552便(SAAB340型機、乗員乗客39人)が着陸体勢に入り通信して
きており、管制官と各機の通信が混信していたという。

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