バグダッド空港で続く、航空機への攻撃
日本の政治・外交が「アメリカとの同盟を重視する」事に絞られたことによって、日本の民間航空機をテロ・ハイジャック攻撃から守る事がかつてなく重要になってきています。警察庁では、「緊急テロ対策本部」を設置し、テロリストらの国内潜入、ハイジャック防止などへ、ICPOとの連携を密にして、厳しい警戒態勢を敷く構えです。
しかし、ブッシュ大統領も言っているように「守る」事は「攻める・狙う」ことより膨大な人員と情報を必要としており、極めて困難なミッションといえます。
9・11テロ依頼、国交省の対策として、航空保安は、常時「フェーズE」の体制をとっていますが、まだまだ、不安な要素も残されているようにも感じます。
私は、はるか遠くの机上からの指示にとどまらず、一日も早く、継続的に「現場からリアルな声」を吸い上げられる、万全な構えを取っていただきたいと考えます。
【参考画像/DHL機】




【参考資料】
☆ 警察一体でテロ警戒を 緊急対策本部会議
共同通信ニュース速報 12.17.03
警察庁は十七日、漆間巌次長を本部長とする緊急テロ対策本部会
議を開き、重要施設の警戒警備の強化などテロ対策を徹底する方針
を確認し、都道府県警に通達した。
対策は①警備部門だけでなく、地域や交通部門も含め一体となっ
て警戒にあたる②設置が予定されている空港・港湾危機管理官と連
携し、水際対策を強化、テロリストの入国を防ぐ③水道・電力など
ライフライン施設や人が多く集まる施設の管理者と共同して警備す
る④ハイジャックの防止―などが柱。
(了)
<ハイジャック対策>国交省に強化勧告 総務省
毎日新聞ニュース速報 12.16.03
総務省は16日午前、全国の空港の実態調査を踏まえ、ハイジャックなどを未然に防ぐ保安検査やハイジャック対応訓練の充実・強化を図るよう国土交通省に勧告した。
航空輸送の安全対策強化に関する勧告は初めて。
調査は02年8月~03年12月に実施した。ハイジャック対応訓練については93空港のうち、55空港が99~02年度の4年間に1度もしていなかった。
国交省は空港事務所などにハイジャック対応の要領を定めているが、28空港のうち、4空港は要領に基づく処理体制が整っていなかった。エックス線による手荷物検査では国交省が指針で定めた検査時間を超過する事例が6空港で見つかった。
勧告は(1)手荷物検査要員の適切な配置
(2)緊急事態発生に対応するため処理要領の徹底
(3)ハイジャックに備える訓練の指針策定――などを求めた。
【因幡健悦】
☆ アテネ五輪は厳戒態勢 テロ警戒でJOC
共同通信ニュース速報 12.16.03
来年のアテネ五輪でのテロを警戒し、日本選手団が厳戒態勢で臨
むことが15日に分かった。
日本オリンピック委員会(JOC)によると、選手、役員以外の
エキストラオフィシャルの宿泊、野球など別行動の選手なども警備
する計画がある。選手団入国は現地に直行するチャーター便を検討
している。
JOCが基本的に警備費を負担する方向で、期間中に現地の警備
会社を24時間雇うと、1人あたり約210万円もかかるため、今
後も現地と調整を図る。米国も数百人規模で警備するという。
米英のアフガニスタン攻撃に伴い、ソルトレークシティー冬季五
輪対策として発足した危機管理プロジェクトを再度立ち上げ、マニ
ュアルも新たに作成するという。
(了)
NHKニュース速報 12.18.03
「バグダッド国際空港」は、市の中心部から南西におよそ二十キロにあり、旧フセイン政権時代は、元大統領の名前をとって「サダム国際空港」と呼ばれていました。
軍民共用の二本の滑走路をもつ国際空港で、イラク戦争では、アメリカ軍によって制圧され、首都バグダッド攻略の拠点となりました。
アメリカ軍はその後もイラクでの活動拠点として使用を続け、先月二十八日にはアメリカのブッシュ大統領が電撃的にこの空港を訪れ、兵士を前に激励の演説をしました。
その一方で、この空港を発着する航空機への攻撃も相次いでいます。
先月二十二日には、民間の貨物輸送機が離陸直後に地上から武装グループが発射したミサイルによるものとみられる攻撃を受け、翼から煙りを吹きながら緊急着陸する事件が起きています。
今月九日にはアメリカ軍のC―17輸送機が離陸直後にエンジン火災を起こし、乗員十六人のうち一人が軽いケガをしましたが、この輸送機も地上からの攻撃を受けたものとみられています。
バグダッド国際空港ではこの他にも、直接の被害はなかったもののラムズフェルド国防長官がイラク滞在中の今年九月、アメリカ軍機に向けて何者かが地対空ミサイルを発射する事件が起きており、アメリカ軍は空港周辺で厳重な警備を続けています。
