衣類も透視、不審物見逃さず…成田で実証実験
2010年7月5日17時45分 読売新聞
衣類の下を透視して金属探知機に反応しない不審物を発見する「ボディースキャナー」の実証実験が、成田空港で始まった。 衣類の下を透視して金属探知機に反応しない不審物を発見する「ボディースキャナー」の実証実験が5日、成田空港で始まった。
昨年12月の米国機爆破テロ未遂事件で容疑者が金属探知機で検知できない爆薬を下着の中に隠していたため、国土交通省が実験の実施を決めた。
実験では第1ターミナル保安検査場に米国製の装置を設置。ボックス形の装置内に立ち止まった乗客に、電磁波の中で健康への影響がないとされる「ミリ波」を照射、衣服内に隠した不審物を画面に映し出す仕組みで、対象は実験に同意した乗客に限られる。
実験は9月10日まで、5種類の装置で行う。装置によっては体の線を鮮明に映し、プライバシー侵害の指摘もあるため、画像を加工して表示するタイプも用意した。画像分析に乗客と同性の担当者をあてたり、画像を保存せず破棄したりするなどの対策をとる。この日は午前9時の実験開始から午前10時半までに50人が協力。
神奈川県小田原市の会社員秋山佳江さん(29)は「不安はあったが、事前に機器の説明を受け、抵抗はなかった。
あっという間に簡単に終わり、不快な感じもなかった」と話した。
~プライバシーへの批判も~
テロへの対策が強化されることは、頼もしいことなのですが、一方では、既に導入されているアメリカなどでは、「プライバシー」への批判も上がっています。
乗客が合意できる範囲の機種ということでは、今後の動向に注目したいと思います。
ニュースなどによると、当日の成田空港では、「女性には、女性の係官でないと・・・。」「記録として残されないということだが、本当に大丈夫か」と言うような声も上がっているとのことです。



