「空の日」に想いを馳せる

~ご存知でしょうか、「9月20日」なのですが・・~ 

[南紀白浜フェスタ]

20060916_1  9月20日は、「空の日」でした。日本全国の各空港でこの日を記念して多彩なイベントが繰り広げられました。
皆様は、「9月20日は空の日」ということをご存知でしたでしょうか。「空」への熱い夢や思い入れをお持ちの皆さんにとっては、「当然、知っています。」のアンサーと思いますが。さて、「恥ずかしいことなのですが(?) 私の場合、30年も空を飛んでいながらつい最近(評論稼業を致す)までこの日のことを全く知りませんでした。と言いますか「意識したことがない」「聞いたことはあっても忘れていたのかも」という始末でしたので、あらためてお聞きした訳です。


 ~なぜ9月20日が~

[国土交通省航空局ホームページ]より抜粋です。
我が国の航空は、昭和27年(1952年)の民間航空再開以来半世紀の間に目覚ましい発展を遂げ、今や国民生活にとって不可欠の交通機関となるとともに、空港は地域発展の核となっております。民間航空再開40周年にあたる平成4年(1992年)、より多くの皆様に航空に対するご理解と関心を高めていただくとの趣旨により、9月20日に「空の日」、9月20日~30日に「空の旬間」が設けられました
 

~私と空とのつながりは・・・~


 思い起こせば、私の場合、初めて「ジェット機」に乗りましたのが、日本航空に入社した時です。(昭和40年代初頭)それもこれから乗務を生業(なりわい)とするものが「飛行機に乗ったことがない」では困る、ということで羽田/大阪/羽田を乗客として「体験搭乗」したことに始まります。正直に申し上げて今でもその興奮は憶えております。

 平凡なサラリーマン家庭に育った私にとって「飛行機に乗る」などということは夢のまた夢でした。ローカルな話で恐縮ですが、「小学校の時に遠足で行った羽田空港で始めて旅客機を見た」「船橋ヘルスセンター(註:千葉県です。今はララポートといいます)で遊覧飛行をしているセスナ機を眩しく見上げていた」ことぐらいが「空」に対するありったけの記憶でした。
そうそう、まだありました。中学生の頃、「丸」と言う雑誌を通じて、「ゼロ戦やスピットファイアー、グラマン」などの往年のレシプロ戦闘機に夢中になっていたこともありました。でもそんなものです

~好ましいことなのですが~

話を戻しますが、この「空の日」のイベントでは、子供たちに焦点が当てられたものとなっており、各地の「空港会社・空港ビルディング」がメインになり、「JAL」や「ANA」は、整備で言えば、「機体工場の見学」パイロットや客室乗務員の関係では、制服を着せて写真を撮る、などの協力をしていました。愛媛松山空港では、小型旅客機「ボンバルディア機」による招待遊覧飛行なども行われました。私の子供の頃からすれば、「空」がもっと身近に感じられるもので好ましい限りといえます。

~巨大エアラインは、もっと「お返し」を~

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 とはいうものの、私からは「巨大エアライン」と「国」にひと言申し上げたいこともあります。国を挙げての「空の日」としている訳ですから、「この日」は、或いは「この旬間」を「無料」とは、言えないまでも「一便に数十席ぐらいは、半額のシートを用意する」「国はこの提供座席に按分して、エアラインからの税金徴収を免除する」などぐらいは、考えてもいいのではないでしょうか。JALにしてもANAにしても、「全国どこでも7700円」でキャンペーンを行ったばかりで、やる気になれば出来るはずです。空港に呼び寄せて見せるだけでは、私の子供時代と基本的には代わり映えもしないような気も致します。試しに、両社のホームページを見てみましたが、「どちらも、安売り・割引のキャンペーンは花盛り」ですが、「空の日」のひと言も見当たりませんでした。

~「9月は、飛行機の月だ!」と言われるように・・・。~

Soci01 子供を連れて行くのは、大人です。親も含めて、家族みんなが「空」と仲良くなる機会をもっと増やしてあげても良いのでは・・・と考えてしまいます。
そうすれば、「9月は、飛行機の月だ!」と誰もが楽しみに出来て、この日を認識できると思います。今でこそ、巨大エアラインは「燃油費が上がってきたので経営が大変だ」と言っていますが、「エアライン黄金期」に莫大な儲けを重ねて「世界のエアラインに肩を並べるまで成長できた」のですから、そろそろ愛国的心情で長い間日本のエアラインを利用してきた者に、或いはその次の世代の者に、こんな時期を捉えて「社会的還元」をしてみたらどうなのでしょうか。世界を見渡しても、巨大なエアラインでも、アライアンス(提携)なしでは、競争にも打ち勝てない状況です。

アメリカでは、「安全と快適性の面で利用者へどれだけ還元するか」に力を入れてきたエアラインが評価を高め、いずれも大きく伸びてきています。「大きければ良い」から「どれだけお返しできるか」にサバイバルと成長の秘密があると感じるものです。