回転翼機・小型機が事故の90%!

ヘリ事故・固定翼小型機の事故が頻発しています。

「JAL再建問題」「日本の基幹エアラインのあるべき姿」「 オープンスカイしたのはいいが、日本のエアラインは、どう迎え撃つのか」「基幹空港の強化」「98もの地方空港の健全経営はどうするのか」

あの「8月12日」が25年を迎えるなかで、「安全規制が緩和されすぎたことにどのように反省があるのか」など問題は、山積しています。

一方、国交省の統計で明らかなように、「ヘリや小型機の事故が事故の90%を占める事態は、平成18年度から続いているのです。

問題の分析には、「小型機回転翼機の航行には十分な装備を義務つけるべき、と言う視点で突っ込んだ意見」が出されています。是非ご覧ください。

小型航空機の安全確保 ( 国土交通省 航空局 HP より)

事故の傾向と安全対策
平成18年の航空機の事故件数は、3件の死亡事故を含む18件でした。このうち、小型航空機(小型飛行機、回転翼航空機、滑空機及び超軽量動力機)の事故は16件あり、約9割を占めています。事故の原因については、航空・鉄道事故調査委員会が調査を行っているものもあり、全ての事故について明らかになっている訳ではありませんが、事故の防止のためには、パイロットをはじめとする航空機の運航に関わる一人一人の安全に対する意識を高めることが必要です。このため、次の事項については、自ら再確認を行って、安全運航に心がけてください。
 
1.安全に関する規則を遵守していますか?
2.飛行計画に無理はないですか?
3.基本に忠実な操作を行っていますか?
4.最近発生した航空事故に対する再発防止策等
5.安全講習会等へ積極的に参加していますか?
参考情報
簡易型航空機衝突防止装置性能比較表

ヘリ墜落:乗員2人死亡 熊本・山鹿の水田に
毎日:毎日新聞 2010年8月1日 16時43分

水田に墜落したヘリコプター=熊本県山鹿市鹿本で2010年8月1日午後4時2分、本社ヘリから金澤稔撮影 1日午後2時ごろ、熊本県っていた同県長洲町宮野、電気工事業、中島(なかしま)泉さん(62)と、山鹿市蒲生、同、立山(たてやま)憲治さん(61)が全身を強く打つなどして、まもなく死亡した。県警は事故原因などの捜査を始めた。国土交通省運輸安全委員会も2日、現地に調査官2人を派遣し、調査に乗り出す。

 県警や熊本空港事務所などによると、墜落したヘリは中島さんの長男が経営する電気工事会社の所有で、米国ロビンソン社製の「R22」(2人乗り)。 2人は、災害時などに活動する赤十字飛行隊熊本支隊にボランティアで参加していた。訓練のため、ヘリで先月31日から九州各地の支隊のメンバーとともに長崎県壱岐市を訪れ、1日午後1時過ぎに長崎県の壱岐空港を出て、立山さんの自宅近くにあるヘリポートに向かっていた。その後、長洲町の中島さんの自宅近くのヘリポートに戻る予定だったという。

 目撃者の話によると、ヘリは低い高度で飛んでいたが、プロペラが止まりかけ、前部から突っ込むように水田に墜落したという。 飛行計画書では、中島さんが機長を務めることになっていたが、2人はいずれも操縦免許を持っていたといい、県警はどちらが実際に操縦していたか調べている。

 熊本地方気象台によると、この日の熊本県北部は晴れており、大気が不安定な状態ではなかったという。 現場は、九州自動車道菊水インターチェンジから東に約10キロの水田地帯。【澤本麻里子、結城かほる】

【ヘリ墜落】事故相次ぐ山岳救助  空中静止“魔の時間”に何が…
                2010.7.25 20:37
 救助活動中のヘリコプター墜落事故は、過去にも起きている。気流が不安定な山岳地帯でホバリングで空中静止しながら救助活動する時間は非常に操作が難しく危険な“魔の時間”とされる。その瞬間、ヘリに何が起きたのか-。事故原因究明が急がれる。

 墜落が起きた25日午前11時ごろ、現場は天候が悪く約2メートルの弱い風が吹いていたが、防災ヘリの機長からも「特に天候を不安視するような報告はなかった」(埼玉県防災航空センター)。だが、救助隊員2人がロープで地上に降下した直後に事故は起きた。

 航空機事故に詳しい航空ジャーナリストの青木謙知(よしとも)氏は「エンジントラブルといったさまざまな原因も考えられるが、メーンローター(回転翼)など機体の一部が切り立った山肌にぶつかった可能性がまず考えられる」と分析する。

 防災ヘリの墜落は昨年9月にも岐阜県高山市の北アルプス・奥穂高岳でも起き、乗員3人が死亡した。この際は、ヘリがホバリングしながら遭難者をロープで引き上げ中にローターが山肌に接触してバランスを崩したとみられている。

 平成19年6月には、奥穂高岳の長野県松本市側で、荷物をつり上げていたヘリが姿勢を崩し、メーンローターが雪面に接触して墜落した。国土交通省の事故報告書の中で、事故機の機長は「山の風は、地形の違いで風向きや強さが全然違う」と言及。報告書では、風向き・風速の瞬間的な変化が影響した可能性が高いと結論付けた。

山岳地帯でのヘリ飛行について、国交省幹部も「地形が複雑な上、風向きや風速が急に変化するため、操縦も現地に行ってから判断しなければいけないことが多い」と指摘。今回の事故でも墜落約30分後に雨雲が確認されており、天候や風向きが急に変化した可能性も否定できない。

 航空評論家の鍛治壮一氏は「山間部では、山に風が当たって上昇気流と下降気流が起きる。気流が不安定になり、空中で静止していること自体技術的に難しく、非常に危険。ホバリング時はちょっとした風でも影響を受ける」。

 青木氏も「ホバリングは空中で静止しているように見えても風に流されないように機体を風上に向け動かしている状態。風向きや風の強さが急に変わっても即座に反応できない場合がある」と強調している。

小型機墜落:社員2人死亡 中日本航空社長「痛恨の極み」

毎日2010年7月31日 2時04分
 北海道南部で中日本航空の2人乗り単発小型機(セスナTU206G型)が墜落し、乗っていたいずれも同社社員でパイロットの秦功さん(46)=愛知県あま市=とカメラマンの古田昭二さん(60)=愛知県江南市=が死亡した事故で、中日本航空の国光幹雄社長は30日、会見し「悲しい結果となり、痛恨の極み。安全運航に努めてきたが、努力が足りなかったかもしれない」と沈痛な表情で語った。中日本航空では▽01年、三重県桑名市上空で、いずれも同社のヘリと小型機が衝突して乗員6人が死亡▽04年には長野県南木曽町で同社ヘリが架線に接触して4人が死亡--と事故が相次いでいる。

 飛行中のパイロットに気象などの情報を提供してサポートする運航管理者は01年の事故以前は13人だったが現在は42人に。人為ミスによる事故を防ぐため大型機の運航事業者に義務付けられた「運輸安全マネジメント制度」も08年に自主的に導入した。だが、今回で10年間に3回も死亡事故。国光社長は「組織の見直しや安全管理の徹底を進めて一層の再発防止に努めたい」と深々と頭を下げた。【花井武人】

One thought on “回転翼機・小型機が事故の90%!
  1. 回転翼機の墜落原因の一つに
    全ての回転翼(オスプレイも)にはエンジンとローターを繋ぐ間にワンウエイクラッチが使用されています。1932年のヘリの初飛行以来使用されていますが、2000年になり、学術的(トライボロジ学会)にも実在が観測されたもので、このクラッチのカム接点には、超高圧の厚さが0.0003mmno閉じ込め油膜パッドが介在し、100Hz以上のトルク振動、g、油膜、共振で、噛み合うカムの動的挙動が制御不能、になり、クラッチが瞬間滑り、繋がるときに強烈な衝撃クラッチカムが破壊、ローターが回転しなくなる、ことが構造上明らかです。つまり1932年以来、金属接触を想定してきたクラッチが実は油膜に浮上している、そのため共振したとき偶発的に機能不全を起こす、現象です。アメリカでもこのクラッチは非常に危険だとする指摘があります。
    すべての回転翼機のこのクラッチを即刻止める必要があります。アメリカのメーカーはFormsprag 社で日本ではNSKワーナが川崎重工に納入開始したとか、 Formsprag 社では1932 の発明者〔現在92歳)が今も現役で、設計を指揮していますが、1932当時の金属接触を信じて今も使用しており、非常に危険です。この問題は産総研の、転がり接触の閉じ込め油膜(EHL)の研究、各大学のトライボロジ研究部門で検証可能なもので学術的に正論で、検証すべきです。
    また、1992年このスプラグクラッチを防衛省-三菱重工〔相模)の戦車のターボ軸で試験し早期に破損、全く使えなかった実績があります。この課題に対処する公的部門
    窓口を教えてください。

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