ガルーダ航空機、着陸失敗炎上!

2月7日、インドネシアのジョクジャカルタ空港で、「ガルーダ航空機-B737型機」が着陸に失敗、滑走路をオーバーランして、クラッシュ。炎上しました。詳しくは以下のとおりです。

原因究明は、調査の結果を待たねばなりませんが、現在のところでは、天候・風などに特に異常な事態は見られないため、「着陸時の何らかの事態発生か、操縦上の問題と言う公算が高い」といわれています。

また、事故に至る背景としては、タイ・シンガポール・マレーシア・オーストラリアを中心とした東南アジア・オセアニアでの「格安航空会社の乱立、激しい低運賃競争」があげられます。コストカットのためには、「経年機材の使用」「整備の不十分」「パイロットの獲得合戦」「客室乗務員の保安要員要素の低下」なども考えられ、今後の注意が必要です。特に、インドネシアでは、国勢として島が多い関係上、これまでの「フェリーなど海上輸送に変えて航空が3倍の伸びを示しています。約40都市をこうしたエアラインが「低運賃」・・・タイバンコック/シンガポールなどでは、往復3000円などという格安ぶりです。・・・・・ を掲げて飛び交っています。事故を起こした「ガルーダ航空はもともとインドネシアのナショナルフラッグキャリアであり、国際線も多く有しており、国内での低運賃競争には、経営的に難しい課題を迫られていたものと推察されます。こうした問題は、これからの日本の翼とも「共通する問題点」を含んでいるものと思えます。詳しくはまたの機会に述べます。

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インドネシア機 着陸失敗、49人死亡 2邦人無事確認
           3月7日16時16分配信 産経新聞

 【バンコク=岩田智雄】インドネシアのジャワ島中部ジョクジャカルタ空港で7日午前7時(日本時間同9時)すぎ、ジャカルタ発のガルーダ航空ボーイング737型機が着陸に失敗して炎上した。同機には乗客乗員140人が乗っており、ロイター通信によると、少なくとも49人が死亡した。

 外務省などによると、同機にはソニー・インドネシア社員の伊藤伸二さん(45)と観光旅行中の広島市の会社員、山田憲司さん(31)が搭乗していたが、いずれも無事が確認された。伊藤さんと同乗の現地社員3人も脱出したという。

 同機は着陸後、滑走路を外れて炎上し、尾翼部分を残してほぼ全焼した。約90人が自力で逃げたり、救出されたりし、生存者の大半は地元の病院に収容された。同国のハッタ運輸相は「(事故機から)76人が脱出して無事だが、それ以外の安否は不明だ」と述べた。

 テロ対策協議のため、インドネシアを訪問中のオーストラリアのダウナー外相が7日にジョクジャカルタを訪れる予定だったため、同機にはオーストラリアの外交官と記者約10人が搭乗しており、犠牲者が出ているもよう。 

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~脱出は、「後部ドア」からしかできなかった模様・・・~

生存者の大半は、後部ドアからの脱出者です。こういう火災が発生した事故では、怪我だけではなく高熱有毒な煙を吸い込むことが生死を分けます。また、力が残っていても脱出すべきドアが開かなかったりすれば、ますます生存への確率が狭まります。

さて、日本に目を移すと、最低「ドアの数」だけは、必要とされていた、客室乗務員の数も航空法の「規制緩和」で、クリアーしなくてよいことになりました。実際に、JALのMD型機では4つのドアに対し、客室乗務員の数を「これまでの4名から3名にする」という計画が進められていると聞いています。こうした事故を目の当たりにして、あらためて、「エアラインの自主的安全対応」の重要性を認識させられました。

「全員ミラクル脱出」のエールフランス機オーバーラン事故を参照。

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画像は、いずれも テレビ朝日「報道ステーション」より