ANAが「スターアライエンス」加盟して、既に10年が経過、「アライエンス」については、後塵を拝することとなりましたが、JALも「アライアンス」強化が再建への重要な鍵となる旨姿勢を明らかにしています。なお、「ワンワールド加盟の意向を示したのが2005年10月ですので、1年半かけてようやくこの4月1日より参加となります。日本へのインバウンド観光客増加をめざす、「観光立国日本」政策は、これまで「YOKOSO JAPAN」キャンペーンなどでも知られていますが、JALのワンワールド参加始動で、二大エアラインが「アライエンスによる顧客獲得」に動くこととなり、冬柴国交大臣も期待を寄せているようです。
JAL再生に追い風 ワンワールドに4月加盟
3月2日 フジサンケイ ビジネスアイ
経営再建中の日本航空(JAL)は1日、今後の主力小型機「ボーイング737-800型」を就航させるとともに、4月1日に加盟する国際航空連合「ワンワールド」のメンバーとして初会見に臨んだ。2月にまとめた再生中期計画に背水の陣で取り組むJALは、2つの追い風に乗って、再生に弾みを付けたい考えだ。「ワンワールド」に加盟する航空会社のトップが一堂に会して行われた同日の記者会見で、4月1日に正式加盟するJALの西松遥社長は、「単独や2社間の提携ではなしえなかった世界規模の高品質なサービスを提供できる」と、加盟効果に期待を表明した。
JALはこれまで、世界3大航空連合のいずれにも加盟せず、単独路線を取ってきた。ワンワールドにとっては、6年ぶりの新規加盟。JALと同時に、マレブ航空(ハンガリー)とロイヤルヨルダン航空(ヨルダン)も加わり、加盟社は10社に拡大する。
JALでは、加盟と同時に北東アジア、東南アジア、南太平洋の3地区にまたがる旅を割安価格で楽しめる「ワンワールド・ワークルアジア&南西太平洋・エクスプローラー運賃」など、ワンワールド商品の販売を開始する。
また、加盟航空会社を利用して訪れた旅客が割安で国内路線を利用できる「ワンワールドYOKOSOジャパン・パス」を販売するなど、商品力を強化し競争力を高める。
会見では、カンタス航空のジェフ・ディクソンCEO(最高経営責任者)が、「JALの加盟で、ワンワールドのプレゼンスはますます高まる」と歓迎。冬柴鉄三国土交通相も、「2010年の日本への観光客1000万人達成に向け、百万の味方を得た気分だ」と語った。
◇
【用語解説】ワンワールド
アメリカン航空やブリティッシュ・エアウェイズなど5社中心に1999年設立した国際航空連合。加盟社は4月に3社増え10社となる。各社は共同運航や乗り継ぎ、空港ラウンジの共有など幅広い分野で協力。運営事務局はカナダ・バンクーバー。
