「航空」を知らないことの危険性を警告します!!「タスクフォース関係者へ」

~今、JAL内だけではない!ANAをはじめとした航空の経営者や運航に従事する者すべてが「JALの腐敗根絶」に期待していることを、知っているのでしょうか?~

例えば、最近のニュースでは、JAL再生タスクフォースの案とは、「まず、銀行団に借金の棒引きを迫る」とか、いっていますが本当に「はいそうですか」と言うことを聞く可能性などあるのでしょうか。引き換えに「社員の貯めてきた年金と従業員のカット」というのであれば、子供でも出来ることですし、いったいどんなマジックを駆使するのでしょうか。

これまで、数千億もの乱脈経営をしてきた7代にもわたる経営陣とその影にうごめいたたくさんの運輸族を警察・検察の力を持って踏んじばることが出来ないのでしょうか。

政権が変わったという「証明」をしていただきたいと言うのが国民の願いではないでしょうか。

「特別背任罪」ででも追及していただきたいものです。せめて退職金返還か、年金ストップか、でも構いません。

タスクフォースと名乗るくらいの「フォース」を「発揮」して戴くわけにはいかないものでしょうか。

「子会社を整理する」とか「ダウンサイジングのために、大型機を売却する」とかいう問題は、兼子社長以来聞き飽きたことでいまさら目新しい問題でもなく、問題は「需要に見合った機材の購入計画であったのか」という総括と「責任」問題でもあるのです。また、なぜ、「ボーイング機材一辺倒」ななっているのか」などという研究でもあるかもしれません。

さて、子会社が現在公表されているだけで110社ほどあるそうです(これも、よく調べてみないとにわかには信じられませんが・・・。トルコ航空日本人客室乗務員不当解雇事件にからむTEIと言う会社には、なんとかつてJAL労組役員だったN氏はいるは・・・、監視ファイル事件で首になったはずのK氏がいるというのを垣間見てしまいました。闇の世の中です・・・。)

これを50社ほどにする・・と言う報道です。

私からすれば、「笑ってしまいます」

例えば、かつては、空港で「チェック イン」するときは、国内線は、各空港でも国内旅客課通称KDと言うセクションが担当し、国際線では、国際旅客課が担当し、日本航空はすべてが均一のサービスを提供してきたのです。

ところがある時期からここはすべて「スカイと総称する子会社孫会社化したのです」全くの別会社として、コスト削減したかわりに、役員ポストは激増し、「特定労働組合の役員の天下り場所」と化しました。サービスの一貫化など勿論そっちのけのとなったのも当然でありかつての「日本航空の栄光」など霞のように薄れてゆくのもうなずけます。

水ぶくれさせておいて元に戻す、「腐敗させた原因と責任はどう裁くのか」はなし。というのでは、永遠の追いかけっこです。笑ってしまいます。

「JALホテルズ」を売りに出す、と言う話も、ふた時代も遅れた話です。

私が現役時代に、ケイ建設のケイ社長をファーストクラスのお客様として何度かお迎えしたことがあります。ちょうど「日本航空がエセックスハウスを馬鹿高い金で買ったと言うことがあちこちで話題になっていた頃」でした。私は、当時NYCステイ中は、朝食はケイホテルの「白梅」という灘万系のレストランへ足を運んでいたことからケイ社長にもこのお話をさせて戴いたものでした。

当時、社長は、「うちにも話は来たけれど、JALは、倍ぐらいの値段で買ったんじゃないのかな」というようなおはなしだったと記憶しているくらいです。この様子は「映画沈まぬ太陽」にも出てまいりますが、とにかくホテルについては、日航香港に始まってやりたい放題使いまくって、建てては見たものの、売りはらわざるを得なくなった各ホテル、日航ドパリ、日航サンフランシスコ、日航シカゴ、デュッセルドルフなどなど宴も終わったあとです。

性懲りもなく作った「日航東京」も多分、赤字にあえいでいるんではないでしょうか。

銀座族の待ち合わせ場所として別会社としてあった「銀座日航」や「川崎日航ホテル」などしょぼいものですし、ビジネスホテルのJALシティーホテルなどこれまた「現場が嫌がる天下り場所で有名」なところです。

~本体で運航している者は、どうしていると思いますか~

整備は子会社化、孫会社化、外注化、外国それもシンガポールや中国へ外国外注化、パイロットは過酷な勤務、客室は契約社員化、乗務時間激増、こんなことをして良いと決めたのは、テレビに良く出てくる交通経済学者さんたちが開く審議会で2.3回話したことにして国交省航空局官僚の言うとおりの筋書きで「安全の規制緩和」をしてきたからです。航空会社はこれをたてにして「コスト削減」に励み「多くのトラブル」を起こしながら、口先だけの「安全」を唱えざるを得ないのです。

これでは、現場のモチベーションは、激悪です。事故前夜と言っても過言ではないと思います。

JALだけの問題ではありません。「JASTICE・正義」のラインがくっきりと引かれた捌きを

国家の再建問題として奮闘して決着させていただきたいとおもいます。

まだ、点滴で腫れた両手ゆえ思うことがあらわせず申し訳ありません。数日のうちにはましな指摘もと思います。寛如のほどを・・・。

One thought on “「航空」を知らないことの危険性を警告します!!「タスクフォース関係者へ」
  1. ブログ毎日拝見させて頂いています。
    航空評論家の秀島さんにお尋ねしたいことがあり質問させて頂きました。
    自分は将来グラハンドリングの仕事がしたいのでグラハンの専門学校に進学しようと考えいるのですが、最近のニュースでJALを始め航空業界は大不況ということをよく聞きます。
    その専門学校にこのことついて尋ねると『このような不況の状態ですがあと何人かで全員内定頂ける予定です』という回答を頂きました。
    しかし母親は専門学校に進学してもこの状況で本当に就職先があるのか不安に思っています。
    そこで質問なんですがこれから2年後ぐらいにグラハンドリングの求人はありますか?

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