「天井は、高く」「機内客室にスペースの余裕」乗客・乗務員にとっても、快適性では、今でもベストと・・・。747コンベンショナル機の退役に当たって!

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コメント感想思い出は、次回お話します。

 誕生から40年 クラシックジャンボ、最後の夏

              朝日 2009年7月24日15時4分

 「ジャンボ」の愛称で知られるボーイング747型の中で、機長と副操縦士、航空機関士の3人で乗務する「在来型(クラシック)」が、この夏で日本の空から姿を消す。70年に日本に導入され、大量輸送時代を支えたクラシックはデビューから40年。多くの時代の節目に立ち会ってきた。だが航空機の主力は燃費のいい中・小型機へのシフトが進み、世代交代の潮時を迎えた。

 「ずんぐりしていて格好悪いなあ」。クラシックを初めて見た印象を、日本航空(JAL)系のJALウェイズ副社長の下枝堯(たかし)さん(63)はこう振り返る。68年に自社養成パイロットの1期生としてJALに入社。最初は「スポーツカーのようにスタイリッシュ」な727型に乗務していただけに、2階建てで頭の大きい機体は「鈍くさい」と思えた。ところが75年に747の副操縦士に。乗ってみると、操縦席の高さはビルの3階ほどで気持ちがいい。安定していて「キャデラックのようだ」と思い直した。80年12月には、世界でもまれな34歳の若さで機長になった。

 クラシックで忘れられないのは85年、520人が犠牲となった群馬・御巣鷹での墜落事故だ。事故機の機長はかつて、海外拠点で同じ職場だった。副操縦士は自社養成の後輩。機関士は1週間ほど前に一緒に乗務したばかりだった。以来、御巣鷹の尾根にはほぼ毎年、登っている。

 97年のペルーの日本大使公邸人質事件では、解放された大使らを迎えにいくために操縦桿(かん)を握った。その年の秋には、大竹友子さんが女性で初めてJALの副操縦士となった。その初フライトで、機長席に座った。01年に乗務を終えるまで、パイロット人生の大半をクラシックと過ごした。「寂しいです」。31日のホノルルからの最後の便は、成田で出迎えるつもりだ。

 多数の計器を監視し、離陸時には機長とともにエンジン出力を調整するスラストレバーを握る機関士は、クラシックとともに使命を終える。

 ハイテクが進んだ現在の機体と違い、当時の操縦室は機長と副操縦士だけではすべての計器を監視・操作しきれなかった。往年の主力機だった727やDC8、DC10なども機関士が乗務した。

 JALの広瀬正一さん(55)は、81年に整備士からDC8の機関士になり、87年5月から22年間、クラシックに乗務してきた。

 思い出のフライトは、87年9月のロス発成田行きだ。先頃亡くなったマイケル・ジャクソンさんの初来日の便だった。飛行機好きなのか、マイケルさんは飛行中、2回もコックピットを訪れた。握手してもらった。「華奢(きゃしゃ)な手だった」と記憶している。同年には当時の絵画としては最高価格の53億円で落札されたゴッホの「ひまわり」を成田に運んだ。随行していた人たちの緊張した顔が忘れられない。「クラシックが国際線の主役だったからこそ、歴史的な場面に立ち会えた」 ホノルルからのラストフライトに乗務する。「有終の美を飾りたい」。約170人いる機関士たちは今後、資格を取って副操縦士などに転身するなどして空の安全にかかわっていく。(佐々木学)

     ◇

 747型の日本での就航は70年。従来の約2倍の輸送力(最大500席以上)で主力機になった。「クラシック」とは747シリーズの初期モデルを指す。80年代にはハイテク化で航空機関士が不要になった400型が出た。

 前部が2階建ての特徴的なデザインは、開発段階で貨物機を想定し、機体前部からコンテナを出し入れしやすいように設計されたからだ。総2階建てのエアバスのA380が05年に登場するまで、輸送力は世界最大だった。

 JALが導入したクラシックジャンボは世界最多の計68機。全日空(ANA)でも23機あったが、06年までに引退した ネックとなったのは燃費。エンジンが四つあり、同じ大型機の777型と比べ、東京―ロンドンなら1回で約4万5千リットルも多くの燃料を消費する。東京―札幌を2往復できる分量だ。国内に約60機残っている400型も、徐々に日本の空から消えつつある。

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One thought on “「天井は、高く」「機内客室にスペースの余裕」乗客・乗務員にとっても、快適性では、今でもベストと・・・。747コンベンショナル機の退役に当たって!

  1. 30年前、国内線で東京大阪をよく乗った。早めに空港に着くと、通常料金で2階席(16席程度で満席、しかしスペースは広かった)を取ることができた。友人が保険会社に勤務していて株主優待券をよく回してくれてたすかた覚えがあります。初期の747は計器の時計が狂いがちで機長の時計のほうが正確なことがあったそうです。
    350から500人を乗せるのですから、できれば3名がコックピットにいてくれたほうが安心ですが。
    とくにJALでは男性の客室乗務員がいなくなり、非常時大丈夫かと思うことがあります。

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