トラックバス運輸では、悪質7社に運輸局の監査が入っています。
大事故を起こした原因が、1.過労運転(連続23時間など)2.過積載(ブレーキが効かない、カーブの際のバランスを崩す要因)などの違反にあることが、国交省から発表されています。たった41人の監査官でどこまで調べられるかという点には、疑問を持つところでありますが、「小さい政府」「安全規制の緩和」などが背景にあり、厳しい罰則がなければ、いつものいたちごっこになるでしょう。
さて、航空でも規制緩和で、安全を筆頭に「商品の劣悪化」はきわまっています。
山崎豊子原作映画「沈まぬ太陽」では、いかにして、乱脈経営が長年行われてきていたかを象徴的に描かれています。
政権交代した折には、今まで「タブー」とされてきた「利権を食い物にしてきたものは誰か」「まともな経営をやってきたのかどうか」「誰が甘い汁を吸い、その後どうしているのか」国家の翼ともいえるところで、延々と行われてきた癒着・不正・組合(現場)抑圧の実態を「乗客・国民」の立場に立って究明してほしいものです。大いに期待します。
~「沈まぬ太陽」は10月24日公開されます。~
日本のエアラインの協力を何一つ得られぬ中で、時代考証を吟味した上でのリアルな航空の現場の模様、機内の様子、コックピットの再現など苦労を重ねた撮影です。海外にもアフリカ・イラン・タイと撮影に飛んでいます。6月にクランク アップしました。
現在編集中で、9月には、試写会。10月24日に公開されます。(上映時間は3時間15分を予定)
航空についての監修は、私が務めました。皆様にもぜひ一見戴ければ、幸甚でございます。
山崎豊子さんの沈まぬ太陽5巻本ですが、2回読みました。実話に近い物語と聞いております。 映画が完成したらできるだけ早い時期に観にいきます。