撃墜されたマレーシア航空機は、1万メーター(33,000フィート)という通常の長距離航空フライトの巡航高度を維持し、ルートも国際的に決められたところから逸脱していたわけではありません。
それなのに、一瞬にして「撃墜」されてしまうとは!!!本当に恐ろしいことです。
298名の命が犠牲となりました。日本のメディアではそれが使命とはいえ、「日本人は搭乗していない模様」という報道が虚しく聞こえるような気がするのは私だけでしょうか。
犠牲者に深い哀悼の意を捧げるものです。合掌!
「誤爆」であろうが「故意」であろうが、民間航空機を撃墜した言い訳などにはなりません。
「親ロ派」であるのか「ウクライナ」なのか、どちらにしても国際的に見ても人間社会の「品格」さえ逸脱した蛮行といえます。
親ロ派の手にある「ブラックボックス」がどのように公正に世界に開示されるか、は世界中がかたずをのんで見守っており、「この殺人行為」の責任所在はやがて明確になることと思います。
私たちは「戦争」からも「民間航空機の航行の安全を守るためにどうしたらよいのか!」を真剣に考えるべき時に来ていると強く感じます。
過去にも緊張下で民間機に被害 ウクライナ軍もシベリ
ア機に誤射
2014.7.18 22:16(ロイター)
民間航空機の撃墜は、過去にも冷戦下の大韓航空やイ
ラン・イラク戦争でのイラン航空機などがあり、原因の
多くは領空侵犯や、戦闘機と誤認したことによる地対空
ミサイルの誤射だ。
大韓航空撃墜事件は東西冷戦下の1983年9月に発
生。大韓航空のボーイング747が旧ソ連領空に入り、
サハリン上空で旧ソ連軍戦闘機に撃墜され、日本人28
人を含む乗客乗員269人全員が死亡した。
55年7月に起きたイスラエルのエル・アル航空機撃
墜事件も、同機が誤ってブルガリア領空を侵犯したため
、緊急発進したブルガリア空軍機により攻撃され、墜落
。58人が死亡した。
領空侵犯していなくても、誤射により撃墜されたケー
スもある。イラン・イラク戦争停戦間近の88年7月、
米海軍のイージス巡洋艦がペルシャ湾上空でイラン航空
のエアバスA300を戦闘機と誤認し、地対空ミサイル
で撃墜、乗客乗員290人全員が死亡した。
2001年にはロシアのシベリア航空機がウクライナ
軍の地対空ミサイルの誤射で黒海に墜落。当時のウクラ
イナのクチマ大統領は「こんなこと(誤射)は世界のど
こでも起きうる」などと発言、物議を醸した。
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